2018年5月28日月曜日

小惑星 2018 KY2 が月と地球に接近


5月26日、小惑星〝2018 KY2〟が月と地球に接近しました。

この小惑星は5月21日に発見されたもので、アポロ群に分類され、直径は 10~22m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 KY210~22  (月)5月26日 06:33
(地球)5月26日 14:25
1.15
0.78
(1LD=地球から月までの平均距離) 

最接近時の地球との相対速度は秒速12.2km(時速約4万4000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2018年5月27日日曜日

クジラが定置網に入り込む ― 北海道白老町


北海道白老町虎杖浜地区(地図)の沖に設けられたサケマス定置網に、体長5m、重さ約1トンのミンククジラが入り込み、5月26日に水揚げされました。「珍しい。30年勤務しているが、これで2回目」(漁協職員):

記事によると、前回クジラが定置網に入ったのは2015年10月で、体長約3m、重さ700kgのミンククジラだったとのこと。この時は以下のような地震が後続しています:
  • 11月1日 青森県東方沖(浦河沖) M5.2 深さ約65km
  • 11月28日 根室半島南東沖 M5.6 深さ約70km
  • 1月11日 青森県三八上北地方 M4.6 深さ約10km 最大震度5弱
  • 1月14日 浦河沖 M6.7 深さ約50km 最大震度5弱
  • 1月21日 根室半島南東沖 M5.1 深さ約50km

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キラウエア山 地下のマグマの動き


米国地質調査所(USGS)が5月24日付でウェブサイトに掲載した説明です。GPSや傾斜計などの観測データにもとづいて、4月末のプウオオ火孔の崩落以降のマグマの動きを説明しています:

以下は上記記事の抜粋テキトー訳です:
  • 現在、キラウエア火山では2つの領域で噴火が起きている――

    • 頂上カルデラ内部のハレマウマウ火口
    • レイラニ・エステーツ(住宅地)やラニプナ地区の内部あるいは近傍の東部地溝帯低部(lower East Rift Zone、LERZ)。

  • キラウエア山頂で発生している小規模な爆発的噴火は、ハレマウマウ火口東縁の地下にある浅部マグマだまりから、マグマが他所へ移動したことに起因している(山体が収縮して火口壁が崩落することなどをきっかけとして噴火が起きる)。

  • LERZ沿いの亀裂で起きている噴火は、キラウエア山の東部地溝帯中部(middle East Rift Zone)の地下からマグマが東に向かって移動したことによって発生した。

  • GPSや傾斜計、人工衛星に搭載されたレーダー(InSAR)のデータは、2018年4月30日に起きたプウオオ火孔の崩落以降、キラウエア山の地表がどのように動いたかを捉えている。これらのデータを用いることによって、科学者たちは、どこでマグマが失われ、どこへ移動したのかを推定することができる。

  • プウオオ火孔の崩落以降の初期の段階では、データに見られる最大のシグナルは、東部地溝帯の高部から中部にかけての領域(upper and middle East Rift Zone)で収縮が起きていたことを示している――この領域からマグマが失われたことを示す証拠である。それに続いてLERZの領域で拡大が観測された――この領域でマグマの貫入が起きていたことの証拠である。マグマの貫入が起きたのは深さ約3kmより浅い部分であった。LERZでの強力な拡大作用は5月18日まで続き、その後、貫入場所の北側に設置されたGPSサイトは北西方向への動きをやめ、安定した。

  • 5月初め(プウオオ火孔の崩落から数日)、キラウエアの山頂域が急速に沈降するのにともなって、ハレマウマウ火口内の溶岩湖の水準も低下し始めた。5月10日ごろには、溶岩湖の表面はハレマウマウ火口底から325m以上深くなり、見えなくなった。

  • キラウエアの山頂域の沈降は継続している。5月1日から5月24日の間にカルデラ底は最大1.4m沈降した。カルデラの縁に設置されたGPS観測点(CRIM)は0.6m沈降した。山頂の沈降が継続していることは、深部から山頂のマグマだまりに供給されるマグマの量を上回る速さで、山頂のマグマだまりから東部地溝帯(East Rift Zone)に向かってマグマが移動していることを示している。

  • 噴出した溶岩の地球化学的分析の結果は、山頂から移動したマグマが、LERZに開いた23カ所の亀裂からまだ噴出していないことを示している。

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2018年5月26日土曜日

オクラホマ上空の赤いクラゲ


5月24日、オクラホマ・シティ(地図)の北西を通過中の激しい雷雨の上空に出現したレッド・スプライト。近い距離(約130km)から撮影されたので、細部がよくわかります:

スプライトは、多くの目撃情報があったにもかかわらず、1989年に初めて写真に撮られるまで、科学者の多くはその存在を信じようとはしなかったそうです。

スプライトの成因については、高エネルギーの宇宙線によって生じる空気シャワーと関連があるとする説があるそうです。そうだとすると、太陽活動が低下して地球の大気に突入する宇宙線が増えると、スプライトの出現頻度が高まることになります。現在、太陽は黒点が異常に少ない状態が続いており、第24活動周期の減衰期にあります。2020年かそれ以降に極小に到達するとみられていますが、それにともなってスプライトの出現が増えることになるかも知れません。


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2018年5月25日金曜日

富士山には「噴火警戒レベル2」がない


知りませんでした。富士山には噴火警戒レベル2(火口周辺規制)がなく、レベル1(活火山であることに留意)からレベル3(入山規制)に一気に引き上げることになっているそうです:

上記記事には、1987年8月に富士山頂で発生した4回の有感地震は、山頂火口の直下で陥没が進行したことが原因との推定も記されています。


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2018年5月24日木曜日

ハワイ島 流出溶岩の広がり


キラウエア山東方の複数の亀裂から流れ出した溶岩は、どのくらいの面積に広がっているのでしょうか。左は一般のイメージ、右が実際の面積:


ハワイ島(ビッグ・アイランド)は面積が1万平方kmを越える大きな島です。日本の岐阜県とほぼ同じ広さです。


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2018年5月23日水曜日

ヘビが原因の停電 ― 鳥取県大山町、日野町


5月23日早朝、中国電力の設備にヘビが接触したため、鳥取県大山町(地図)と日野町(地図)で約3時間にわたって停電が発生しました:

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小惑星 2018 KW1 が月と地球に接近


5月23日、小惑星〝2018 KW1〟が月と地球に接近します。

この小惑星は5月22日に発見されたもので、アポロ群に分類され、直径は 3~7m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 KW13~7  (月)5月23日 11:40
(地球)5月23日 20:59
0.57
0.39
(1LD=地球から月までの平均距離) 

最接近時の地球との相対速度は秒速7.3km(時速約2万6000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2018年5月21日月曜日

定住イルカの群れが突如移動 ― 石川県七尾市、富山県氷見市 (続報)


4月20日付「定住イルカの群れが突如移動 ― 石川県七尾市、富山県氷見市」の続報です。

3月に石川県七尾市の能登島(地図)周辺から姿を消し、富山県氷見市(地図)沖に移動していたミナミハンドウイルカ(ミナミバンドウイルカ)の群れ13頭のうち、少なくとも7頭が能登島周辺に戻っていることが5月20日に確認されました:

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漁港にイルカ2頭が迷い込む ― 宮城県石巻市


5月20日、宮城県石巻市の福貴浦漁港(地図)に、2頭のイルカが迷い込んでいるのが目撃・撮影されました。スジイルカマイルカとみられています:

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