2017年3月26日日曜日

地震予知との決別、踏み切れず


『産経新聞』の記事です。東海地震を予知するための手がかりとされる「前兆滑り」が、より規模の大きい東北地方太平洋沖地震では観測されませんでした。「予知は困難とする国の報告から2年以上たったが、大震法の見直しは手つかず」。なぜか。「予知を廃止した瞬間に東海地震が起きたら、行政の責任問題になる」:

「セウォル号の雲」 ― 韓国


3月22日夕方、韓国・江原道(カンウォンド)原州市(ウォンジュシ、地図)で撮影された雲の写真が話題になっています。雲の形や色合いが、セウォル号の犠牲者を追悼する黄色いリボンによく似ていたためです。雲が撮影された当日の午前、セウォル号の引き上げが始まり、翌23日の未明に船体の一部が水面に現れました:

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2017年3月25日土曜日

深海魚・オキフリソデウオ捕獲 ― 北海道根室市


3月24日、北海道根室市の歯舞漁港(地図)沖で、水深150mに設置した刺し網にオキフリソデウオがかかりました。体長約1m。アカマンボウ目フリソデウオ科に属する深海魚で、サケガシラやテンガイハタの近縁種です:

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水深減少 ― 海上保安庁第5管区


全国に11ある海上保安庁の管区のうち、第5管区にだけ集中的に「水深減少」の緊急情報が出されています。第5管区海上保安本部は関西から四国地方の太平洋側にかけての範囲を管轄しています。現時点で有効な以下の5件の緊急情報が出された時期は2月10日から3月16日にかけて。他の10管区には現時点では出されていません:

水深減少の原因は河川による土砂の堆積などと思われますが、一応記載しておきます。


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物静かな長女が、謎の超ハイテンションになると


こういうのも地震の前兆かも知れません(笑)。「テレビが壊れてジャンケンポン!!」:

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深海魚・ナツシマチョウジャゲンゲ2匹を捕獲 ― 静岡県沼津市


3月21日、静岡県沼津市(地図)沖の駿河湾で、深海魚のナツシマチョウジャゲンゲと見られる魚2匹が、底引き網で生きたまま捕獲されました。体長は約15cm。「2009年に相模湾沖で発見され新種登録されて以来、見つかっていない」:

底引き網漁で捕獲されたとのことですので、本来の棲息域から出てきたということではなく、宏観異常とは言えないかも知れませんが、とりあえず記載しておきます。

種名の由来については以下をご覧ください:

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ベヨネーズ列岩と西之島


昨日噴火警報が出されたベヨネーズ(ベヨネース)列岩(地図)と、噴火が終息した西之島(地図)の火山活動を時系列で並べてみました。

ベヨネーズ列岩の火山活動が収まってから2年たつと西之島が活動を始め、西之島の活動が収まってから2~4年でベヨネーズ列岩の活動が始まっています。

時期 ベヨネーズ列岩 / 明神礁 西之島
1946 マグマ水蒸気噴火、マグマ噴火、新島出没
1952~53 マグマ水蒸気噴火、マグマ噴火、新島出没
1954 噴火
1955 噴火
1957 火山活動?、海面に深海魚の死体浮遊
1960 マグマ水蒸気噴火
1970 マグマ水蒸気噴火
1971 海水変色
1973~74
マグマ水蒸気噴火、マグマ噴火、新島出現
1975 新島の周囲で海水変色
1979、80、82、83、86、87、88 海水変色
1990以降 常時薄い黄緑色の海水変色
2013~15
噴火、新島拡大
2017 海水変色
(気象庁「ベヨネース列岩 有史以降の火山活動」と「西之島」を参照して作成) 


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2017年3月24日金曜日

サケガシラ10匹余が定置網に ― 新潟県佐渡市


3月23日、新潟県佐渡市沖の両津湾(地図)内の定置網に、サケガシラ10匹余りが入っているのが見つかりました。「以前はめったにとれなかったが、ここ数年は頻繁に網にかかるようになった」(丸内定置網組合):

新潟県では深海魚などの捕獲・漂着が相次いでいます:

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ベヨネーズ列岩に噴火警報 ― 東京都


3月24日午後、ベヨネーズ列岩(注、地図)に噴火警報が出されました。「ベヨネース列岩東北東、明神礁付近海域において、変色水が存在」、「小規模な海底噴火が発生する可能性があると予想」:

ベヨネーズ列岩の最近の噴火は1970年に発生したマグマ水蒸気噴火で、噴火場所は明神礁でした。その後はたびたび明神礁付近で海水の変色が見つかっています。最後に変色が見つかったのは1988年です。

下記の関連記事でも書いていますが、ベヨネーズ列岩付近で始まった噴火が島づたいに徐々に北上して伊豆大島・三原山の噴火につながる傾向があるそうです。ベヨネーズ列岩から伊豆大島までの一連の噴火が一つのサイクルとなっていて、そのサイクルを何回か繰り返しているうちに、噴火が伊豆大島では止まらず北に突き抜けて伊豆東部火山群や箱根山、そして最後には富士山の噴火に至るということです。今回のベヨネーズ列岩の活発化は新しいサイクルの開始となるのでしょうか。

[注] 気象庁や海上保安庁は「ベヨネー」と表記するようですが、このブログでは火山学の書籍などにならってこれまで「ベヨネー」と書いてきました。今後も「ベヨネーズ」を使用するつもりですが、引用する情報については原文どおり「ベヨネース」とします。マヨネーズをマヨネースと呼ぶようで気持ちが悪いのですが、阪神タイガーズをタイガースと呼んで恥じることがないのと同じでしょうか。命名の由来(フランスの軍艦名)からすると「ベヨネーズ」が正しいのですが。


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2017年3月23日木曜日

霧と雲の違い


地面に接しているか否かで霧か雲かが区別されるのだそうです。「登山口から頂上を見上げた人にとって、頂上を覆うそれは『雲』です。しかし、頂上に登ってその雲の中にいる人にとっては、『霧』となるのです」:

『広辞苑』(岩波書店)では霧について以下の様に説明しています:
地面や海面に接した気層中で水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって大気中に浮遊し、煙のように見えるもの。古くは春秋ともに霞(かすみ)とも霧ともいったが、平安以降、春立つのを霞、秋立つのを霧と呼び分ける。
一方、雲については「空気中の水分が凝結して微細な水滴または氷晶の群となり、高く空に浮いているもの」としています。