2013年7月13日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-10)


7月13日付「近畿圏中心領域大型地震 (続報-9)」の補足です。

「続報-9」に書きそびれたのですが、8月7日は新月です。月齢と地震発生の間にはほとんど関係がないということはさまざまな研究で明らかになっていますが、気にする方もおられると思います。

現時点で地震の発生日と予測されている「8月7日または8日」の前後にどのような天文現象があるのかを、『天文年鑑 2013年版』(誠文堂新光社)から拾い出してみました:

日付 事象
8月2日 18:21 月の赤緯が最北
8月3日 17:53 月が最遠
8月4日 07:27 月が木星の南 4°01′ (地球-月-木星がほぼ直列)
20:18 月が火星の南 5°13′ (地球-月-火星がほぼ直列)
8月5日 17:37 月が水星の南 4°25′ (地球-月-水星がほぼ直列)
8月6日
8月7日 06:51 新月
8月8日
8月9日
8月10日 05:13 月が赤道を通過
11:18 月が金星の南 5°07′ (地球-月-金星がほぼ直列)
8月11日
8月12日
8月13日 17:30 月が土星の南 2°52′ (地球-月-土星がほぼ直列)

月と惑星の(見かけ上の)接近が多いと思われるかも知れませんが、珍しいことではありません。天球上の惑星の軌道はほぼ黄道に沿っており、月の軌道(白道)は黄道からから約8°の範囲に収まるため、月と各惑星は一月に1回、見かけ上の接近をすることになります。


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