2018年4月15日日曜日

大形の小惑星 2018 GE3 が地球と月に接近


4月15日午後、大形の小惑星〝2018 GE3〟が地球と月に接近します。

この小惑星は4月14日に発見されたもので、アポロ群に分類されています。直径はかなり大きく、50~110m  47~100m と推定されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 GE350~110
47~100
(地球)4月15日 15:45
 (月)4月15日 18:59
0.50
0.34
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は極めて速く秒速29.6km(時速約10万7000km)と計算されています。

4月13日には、別の小惑星〝2018 GD2〟(アポロ群)が地球と月に接近しました。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 GD23~8 (地球)4月13日 01:42
 (月)4月13日 09:38
0.78
0.86
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速7.8km(時速約2万8000km)と計算されています。


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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