2017年3月22日水曜日

火星上空を飛ぶ


すばらしい動画です。火星を周回中のマーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された HiRISE(High Resolution Imaging Science Experiment)カメラで撮影された高解像度の画像をつなぎ合わせて動画にしたものです。立体感があり、実際に火星上空を飛んで地表を見下ろしている気分にさせてくれます:

火星探査車の車輪が破損


NASAの火星探査車〝キュリオシティ〟の6つある車輪のうち、左側中央の車輪の2つのトレッドが破損していることがわかりました。1月27日におこなわれた写真による定期検査から、3月19日におこなわれた今回の検査の間に破損したと見られています。写真に向かって右側の車輪上部に剥がれかけているトレッドが見えます。その他、穴や亀裂(?)とみられるものなどが写っています:

〝キュリオシティ〟は2012年8月の火星着陸以来、3月20日までに16kmを走破しています。

〝キュリオシティ〟の車輪はアルミニウム製で、直径50cm、幅40cm。火星着陸後のかなり早い時期から車輪の損傷が確認され、鋭い岩石のある地域を避けて走行経路を設定するなど、車輪の消耗を遅らせる運用がおこなわれてきました。

NASAは探査計画に変更はないとしています。現在の目標地点まではまだ6kmほど斜面を登りながら走破する必要があるとのことです。


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松代群発地震の発光現象は誘電体バリア放電


「地震で岩石が破壊された際などに生じた電気エネルギーが山の樹林に蓄えられ、『誘電体バリア放電』と呼ぶ音の出ない放電現象が発生した」:

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東京湾にクジラ ― 神奈川県横浜市沖など


3月21日、神奈川県横浜市沖の東京湾でクジラが目撃されました。体長約5m。海上保安庁の情報です。「21日1120現在 京浜港、横浜区、八景島沖において、クジラらしき物の目撃情報」、「京浜港、横浜区、福浦沖において、クジラらしき物(長さ約5メートル)の目撃情報」:

付近では3月3日にも体長約10mのクジラが泳いでいるのが目撃されています。目撃情報の体長が違っていますが、同一の個体でしょうか:

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2つの小惑星が地球に接近・通過


3月21日朝、2つのアポロ型小惑星〝2017 FN1〟と〝2017 FM1〟が地球に接近・通過していきました。

2つの小惑星は3月20日に発見されたもので、直径は2~5m と 3~7m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 FN1
2017 FM1
2~5
3~7
3月21日 06:02
3月21日 07:38
0.16
0.33
(1LD=地球から月までの平均距離) 

最接近した時の地球との相対速度は、〝2017 FN1〟が秒速18.3km(時速約6万6000km)、〝2017 FM1〟が秒速10.4km(時速約3万8000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年3月21日火曜日

barchan


NASAのウェブサイトで火星表面の画像を眺めていると、時々この単語に遭遇します。知らない人は「バーチャン」と読むでしょうし、英和辞典を引いて発音記号どおりに発音すると「バーカーン」。どちらも日本人の感覚からするとあまり良い響きではありません:

日本では「バルハン」とするのが一般的です:

NASAのサイトの説明によると、この言葉はロシア由来で、このタイプの砂丘が最初に学術論文に記載されたのがトルキスタン(当時はソビエト連邦の一部)の砂漠であったからだそうです。

小笠原超深発地震は太平洋プレートのスラブが下部マントルへ突き抜ける前兆 (続報)


16年12月13日付「小笠原超深発地震は太平洋プレートのスラブが下部マントルへ突き抜ける前兆」の続報です。

2015年5月30日に小笠原諸島西方沖で発生したM7.9の深発大地震について、先の記事では国立研究開発法人海洋研究開発機(JAMSTEC)の発表を紹介しましたが、今回は東北大学の発表です。地震波トモグラフィー法を「地震の震源域に特化して、分解能を高める工夫を凝らした」結果だそうですが、得られたスラブの形状などにJAMSTECとは差異が現れています。

東北大学のプレスリリースより

「(沈み込んだ太平洋スラブの先端は)北緯 28°付近で断裂しており、北側ではマントル遷移層内に横たわっているのに対し、南側ではマントル遷移層を突き抜けてほぼ鉛直に沈み込み、下部マントルにまで達している」:

中国と北朝鮮の国境にある活火山・白頭山(長白山)の地下でもスラブが裂けている、あるいは穴が開いているという研究がありました:

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日向灘のスロースリップと南海トラフ地震


TBS系の番組記事から。日向灘で発生しているスロースリップと南海トラフ地震の関係を解説しています。「東日本大震災。実は地震の2か月前に、宮城県沖でスロー地震が発生していた」、「去年4月、三重県南東沖で発生したマグニチュード6.5の地震。1946年の南海地震から実に72年ぶりに同じ震源域が発生した地震だった・・・これは、アスペリティの歪みが限界に近いことを示している」:

東京大学のゲラー教授は次のようにツイートで批判しています:
日本の一部の地震学者は「物理離れ」した。彼らは地震断層に「アスペリティ」があり、そちらで「ひずみが蓄積している」と信じ込んでいる。マスコミはこの信念を事実として垂れ流している。だが、定量的且つ客観的に確立されていない信念にすぎない。

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2017年3月20日月曜日

土星の衛星パンは変だ (続報)


3月11日付「土星の衛星パンは変だ」の続報です。

パンがなぜ変な形をしているのか、NASAの科学者が解説しています:

掲載されている写真は、左がパンの北半球を2万4583kmの距離から、右がパンの南半球を3万7335kmの距離から撮影したものです。撮影日は3月7日で、どちらもパンの trailing side (公転移動の後方側)が写っています。

パンが現在の形になった過程は次のように説明されています:
  • パンは土星のリングの中で形成された。

  • リングの構成物質(氷が主成分)が次々に降着し、パンの球形の中心部分が形成された。

  • パンの形成当時、土星のリングの外縁部は非常に若く、垂直方向に厚みがあった。

  • このような形成過程から、パンには密度の高い氷のコア(核)があり、それを柔らかい(氷の)マントルが包んでいると推定される。

  • パンの赤道部分を取りまく細い盛り上がり(尾根)は、パンの球形部分が形成され、パンの軌道上のリング物質が一掃されてエンケの空隙ができた後に形成されたと考えられる。

  • この時点で土星のリングの垂直方向の厚さは今日と同程度に薄くなっていたが、リングの構成物質は依然としてパンに降り注いでいた。

  • 最終段階では(リングの厚味が非常に薄くなっていたので)、リングの構成物質はパンの赤道とその周辺にだけ降り積もるようになった。

  • こうして、リングの構成物質が幅の狭い尾根を赤道上に形成した。

  • 大きな天体では、この尾根は(その天体の大きさに比べて)それほど高くなることはなかったであろう。なぜなら、重力が尾根を平坦にする方向に働くから。

  • パンの重力は非常に弱いため、リングの構成物質は単純にパンの表面に堆積し尾根を形成することになった。

  • 他の力学的な力が、尾根が無限に成長することを抑制した。

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DSeis 計画 始まる ― 震源断層を直接掘削


地震の震源断層を直接調査する DSeis(ディーサイス)計画が3月下旬から始まります。南アフリカ金鉱山の地下5~1 kmの坑道付近で発生した M5.5、M3.5、M2.8 の地震の破壊開始点や停止域、余震域を十数カ所掘り抜いて、震源断層とその周辺の応力・物性・破壊の状況を直接調査する計画です。また、地震を起こしていない未熟な断層での応力測定も予定しています。日本主導の計画で、9ヶ国から研究者が参加します。「これまでなかなか手が届かなかったアスペリティ本体を掘り抜いて、その実体を明らかにすることができます」:

参考までに震源断層と地震断層の違いについて ―― 震源断層は地震動を引きおこした地下の断層のことで、そのズレが地表に顔を出したものが地震断層(地表地震断層)。日本列島の場合、M6.8程度以上で地震断層が出現するといわれています。[参考書: 遠田晋次著『活断層地震はどこまで予測できるか』、講談社ブルーバックス B-1995]


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小惑星 2017 FS が地球に接近・通過


3月19日昼過ぎ、アポロ型小惑星〝2017 FS〟が地球に接近しました。

この小惑星は3月17日に発見されたもので、直径は4~9m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 FS4~9 3月19日 12:33 0.28
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は非常に速く、秒速20.0km(時速約7万2000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年3月19日日曜日

小惑星 2017 FJ が地球に接近


3月21日から22日にかけての深夜、アポロ型小惑星〝2017 FJ〟が地球に接近します。

この小惑星は3月17日に発見されたもので、直径は6~14m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 FJ6~14 (地球)3月22日 00:04
 (月)3月22日 06:49
1.98
1.56
(1LD=地球から月までの平均距離) 

現時点の予報では地球への接近時刻に±2分、月への接近時刻に±3分の誤差が見込まれています。

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速9.3km(時速約3万3000km)と予報されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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小惑星 2017 FK が地球に接近


3月20日夜、アポロ型小惑星〝2017 FK〟が地球に接近します。

この小惑星は3月17日に発見されたもので、直径は9~20m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 FK9~20 3月20日 21:00 1.74
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速9.9km(時速約3万6000km)と予報されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年3月18日土曜日

此処より下に家を建てるな


岩手県宮古市重茂姉吉地区(地図)にある「大津浪記念碑」の碑文です:
高き住居は児孫に和楽
想へ惨禍の大津浪
此処より下に家を建てるな

明治廿九年にも昭和八年にも
津浪はここまで来て部落は全滅し
生存者僅かに前に二人、後に四人のみ
幾歳経るとも要心あれ

3・11 震災の記憶」より

先人の伝承を守っていたため、この集落では東日本大震災の大津波による犠牲者がでなかったとのことです。

南海トラフ地震の前兆か ― 日向灘の地震


日向灘では地震が多い状態が続いています。今月に入ってからは、3月2日に発生したM5.4、最大震度4を筆頭に有感地震が4回記録されていますが、無感を含めて昨年と比較するとその傾向は明らかです。以下のグラフは、3月1日から16日までに発生した日向灘を震源とする地震の数を、2016年と2017年で比べたものです(気象庁震源リストから):

日向灘を震源とする地震の数
(気象庁震源リストより)

「日向灘地震をめぐっては、南海トラフ地震の発生間隔に影響を与えるという研究もある」、「熊本地震が日向灘地震に影響するのではないかとみて観測を強化した地震研究者グループもあり・・・」:

専門家の間では、「日向灘の地震が九州内陸の地震をトリガーしている」、「九州内陸で発生する地震が日向灘の地震に先行する傾向が大きい」ということがかねてから言われているようです。昨年の熊本地震(九州内陸の地震)が日向灘の大地震(M7級)のトリガーとなるのでしょうか。以下の関連記事も参照してください。


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白山で火山性地震急増 ― 石川県・岐阜県


3月17日17時ごろから22時ごろにかけて、石川県金沢市の南方約50km の石川・岐阜県境に位置する白山(地図)で火山性地震が急増しました。火山性微動などは観測されていません:

気象庁「白山の火山観測データ」より

17日は42回の火山性地震が観測されましたが、18日は午前10時の段階で2回と落ち着いています。

白山が最後に噴火したのは1659年です。1935年には山頂の南西約2km付近に複数の噴気孔が出現して、地鳴りをともなう噴気活動が起きています。


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2017年3月17日金曜日

シャチ漂着 ― 鹿児島県屋久島町


3月5日、鹿児島県屋久島町永田にある「屋久島うみがめ館」(地図)前の浜にシャチが打ち上げられているのが見つかりました。体長は7mで死後数十日経過しているとみられています:

同日、沖縄県・久米島の沖でシャチの群れが目撃されています:

3月10日には鹿児島県南さつま市でマッコウクジラ6頭が座礁、同13日には鹿児島湾内でクジラが目撃されています:

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「30年で最悪」「福岡西方沖地震のあった2005年と似ている」 ― 佐賀県・海童神社、千栗八幡宮


海童神社(佐賀県佐賀市、地図)で450年以上続く「お粥開き」神事の結果は、「30年で最悪」、「大きな災害や事故に注意」。千栗八幡宮(佐賀県県みやき町、地図)で約1200年前から続く「お粥試し」神事の結果は、「地震と火災が『大いに見ゆ』」、「福岡西方沖地震のあった2005年と似ている」:

2005年の千栗八幡宮の神事では、地震について「大いに見ゆ」とのご託宣が下った5日後に福岡県西方沖地震(M7.0)が発生しています。

ちなみに、昨年の千栗八幡宮の結果は「豊作で良い年と出た一方、大きな台風被害のおそれも見えた」:

昨年は熊本地震で佐賀県もかなり揺れたのですが、記事を見るかぎりでは地震への言及はなかったようです。台風については、昨年日本に上陸した台風の数が1951年以降の統計で第2位でした。


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鬱陵島で地盤沈下 ― 韓国慶尚北道


朝鮮半島東方沖の鬱陵島(地図)で、2月中旬ごろから地盤沈下が顕著になっています。3月15日には建物や道路に亀裂が見つかり、付近の住民が緊急避難する事態になりました。地元当局は「昨年と今年降った記録的な大雨と大雪の影響で地盤が弱くなっているのが原因とみられる」としていますが、鬱陵島の属する慶尚北道では昨年、韓国の観測史上最大の地震が発生し今も余震が続いていることから、地震の前兆ではないかとの噂も広がっているようです:

韓国の地震は「対岸の火事」のように思う方が多いかも知れません。しかし、昨年、韓国の観測史上最大の地震が起きた朝鮮半島南東部には多くの原子力発電所があり、原発銀座とも言われています。日本に比べて耐震基準はゆるく、万一、地震によって大規模な放射能漏れが発生すれば、韓国よりも対岸の日本の方が大きな被害を被る事態も推定されています:

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BBC取材班の至近でエトナ山が噴火 ― イタリア


3月16日、イタリアのエトナ山(地図)が爆発的噴火を起こしました。噴火地点のすぐそばで取材中のBBC取材班や観光客など約10人が火傷などの軽傷を負いました。以下の動画を見ると、噴石が降り注ぐ中を悲鳴を上げながら逃げ惑う人などが写っており、御嶽山の噴火を思い出します。雪上車の窓ガラスが割れ、車内には頭部から血を流している人もいます:

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2017年3月16日木曜日

島が陸続きに ― 宮崎県串間市


野生のニホンザルが生息する宮崎県串間市の幸島(こうじま、地図)。島と約200m離れた対岸との間に昨年9月から砂が堆積し始め、今年2月からは大潮の干潮時にほぼ陸続きの状態となっています。「ここ数年、大きな台風が接近せず、海底がさらわれなかったことなどが要因」:

砂の堆積ということですが、砂地の下の地盤が隆起しているということはないのでしょうか。『西日本新聞』の記事によると、陸続きになったのは2001年以来約16年ぶりとのこと。2001年4月25日には、日向灘の深さ約40kmでM5.6の地震が発生しています。また、距離は離れていますが、3月24日には安芸灘の深さ約50kmで『平成13年芸予地震』(M6.7)が発生しています。


霧島山・新燃岳で火山性地震急増


九州南部の霧島山中央部に位置する新燃岳(地図)で、3月13日から火山性地震が急増しています。火山性微動や地殻変動は観測されていません:

新燃岳の最後の噴火は、2011年1月から9月にかけて続いた中規模のマグマ噴火でした。1月末から東北地方太平洋沖地震の10日前の3月1日にかけては、爆発的噴火が13回発生し、火口から3.2km地点まで大きな噴石が飛んだり、空振によって鹿児島県霧島市内で窓ガラスが破損するなどしました。


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2017年3月15日水曜日

なぜ京大生は「最近地震が多い理由」を答えられなくなったのか?


「地学のリテラシー(読み書き能力)は中学生のレベルで止まったまま、という日本人が激増してしまった」。異色の火山学者と言われる鎌田浩毅・京都大学大学院教授が執筆した記事です。「なぜ」の答えは至極当たり前のことだと思います。しかし、専門家も本当のところはわかっていないのではないか、とも思います:

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2017年ここが危ない


JESEA(地震科学探査機構、会長:村井俊治・東大名誉教授)によるMEGA地震予測についての記事をもう一つ。明らかにメールマガジンの購読を促す宣伝記事ですが、今年の要注意領域として奥羽山脈一帯、南関東周辺、日向灘周辺をあげています。「注意すべきなのは、動きが激しい箇所よりも、動きの強弱の境目となっている箇所」:

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九州から東南海、南海、東海、千葉県に至るまでのベルト地帯に異常変動?


JESEA(地震科学探査機構、会長:村井俊治・東大名誉教授)によるMEGA地震予測についての記事です。「静岡、和歌山、高知など太平洋沿岸地域に不自然な兆候を捉えた」、「九州から東南海、南海、東海、千葉県に至るまでのベルト地帯に異常変動が出現」:

MEGA地震予測について、記事は冒頭で「恐ろしいほどよく当たる」とヨイショしていますが、「神ってるほどよくはずす」という評価もあります。


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反重力ヘリコプター !? (続報)


映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(YouTube予告篇)にでてくる回転翼のない乗り物みたいです:

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電柱に白ヘビ?


なぜ今ごろになって2月の出来事が報道されるのかわかりませんが、面白い現象です。2月21日に滋賀県湖南市岩根(地図)で目撃・撮影されたものです。「周囲の電柱3本にも似たような『ヘビ』が見つかった」:

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男体山と乗鞍岳の噴火


栃木県にある男体山(地図)が活火山と認定されることになりました。これまで男体山の最後の噴火は約1万7000年前とされていましたが、約7000年前の噴火の痕跡が見つかり、「おおむね過去1万年以内に噴火した」という活火山の定義に該当する可能性が高いとのことです:

岐阜県と長野県の境界にある乗鞍岳(地図)の最後の噴火はこれまで約2000年前と考えられてきましたが、調査の結果、過去500年以内に噴火していたとみられることがわかりました。過去1万年に少なくとも11回の噴火があり、そのうち8~9回は水蒸気爆発とのことです。「500年前はショッキングな数字だが、観測データによると現在の乗鞍岳の活動は活発ではない」(気象庁火山課):

同じ取材源でありながら『中日新聞』は、乗鞍岳の最新の噴火が過去500年以内ということは伝えていません。観光業界への配慮でしょうか。「ほとんどが水蒸気噴火で、災害の危険性は低い」、「過剰な危機意識が登山や観光客の減少につながると懸念する声もある」、「『乗鞍が危ない』と誤解されることが無いように説明していく」:

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2017年3月14日火曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-147)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が3月14日15:00付で更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期4月13日±2日の可能性
条件: 今後新規極大が出現せず、4月4日± に前兆が終息すること
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
推定規模 M7.8 ± 0.5
(前兆評価誤認の場合でも最低M6.9±0.5)
震源が浅い(30km以浅)陸域地震
 

▼ 現状 (3月14日午後現在)
  • CH17(八ヶ岳) 糸状特異が継続
  • CH20(八ヶ岳) 特異状態が継続
  • CH26(八ヶ岳) 弱い特異状態が継続
  • K10(高知観測点) 微弱な特異が継続(3月8日以前に継続していたやや顕著な特異状態とは異なり、基線の不規則変動が弱い状態で継続)

▼ 考察
  • 顕著な新規前兆の出現はない。また、3月13日~14日に(地震発生に替わる)新たな極大の出現もない → 第23ステージについてのこれまでの前兆関係認識に誤りがあった。

  • 前兆関係を見直し、経験則を適用すると以下の日付が算出される:

    • 初現2月14日、極大3月7日 → 4月15日±
    • 初現11月30日、極大1月15日 → 4月11日±
    • 初現11月11.5日、極大1月15日 → 5月14日±
    • 主極大1月15日、副極大2月13.5日 → 5月10日±
    • 主極大1月15日、副極大2月8日 → 4月13日±
    • 初現2月13日、極大3月5日 → 4月14日±
    • 初現10月4日、極大12月10日 → 4月13日±

  • 上記より、4月13日±2日が可能性として考えられる。5月10日~14日± も可能性として否定できない。

  • 4月13日± に地震発生の場合は、今後新たな極大の発生がなければ4月4日± に諸前兆が終息する見込み。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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鹿児島湾にクジラ ― 鹿児島県垂水市


3月13日朝、鹿児島湾内でクジラが目撃されました。現場は鹿児島県垂水市の垂水港(地図)から約6km離れた海上。クジラの種別や体長などは不明。「鹿児島湾で目撃されるのは珍しい」:

鹿児島県では、3月10日に南さつま市の海岸に6頭のマッコウクジラが打ち上げられています:

この集団座礁事件以降、鹿児島県周辺で有感地震が続いています。最大規模は薩摩半島西方沖のM5.1、最大震度3です(各行末の数字はマグニチュードと最大震度、いずれも速報値):
  • 3月11日 4時12分ごろ 熊本県球磨地方 2.0, 1
  • 3月11日 12時18分ごろ 熊本県天草・芦北地方 2.5, 2
  • 3月11日 21時10分ごろ 鹿児島湾 3.6, 3
  • 3月11日 21時18分ごろ 鹿児島湾 2.2, 1
  • 3月12日 1時39分ごろ 熊本県熊本地方 2.1, 1
  • 3月12日 3時49分ごろ 薩摩半島西方沖 5.1, 3
  • 3月13日 13時43分ごろ トカラ列島近海 3.1, 1
  • 3月14日 1時07分ごろ トカラ列島近海 3.3, 1
  • 3月14日 7時36分ごろ トカラ列島近海 2.7, 1

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近畿圏中心領域大型地震 (続報-146)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が3月12日16:00付で更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期CH17、CH20、CH26等が3月14日± に終息の場合 → 3月15日±1日
(3月15日時点で前兆継続の場合は、4月10日±、5月10日± 等が示唆されるが、その後の前兆推移を見て推定予定)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の地震
(前兆評価誤認の場合でも最低M6.9±0.5)
震源が浅い(30km以浅)陸域地震
 

▼ 現状
  • 長期にわたって継続したK10(高知観測点)の特異状態、A1(秋田観測点)のBT前兆、K6(高知観測点)のPBF前兆はすべて静穏、終息。[注: BT前兆は通常静穏時に比べて基線幅が増大する変動; PBF前兆は連続周期的な基線のうねり変動で、典型的な地震前兆波形]

  • CH17(八ヶ岳) ― 2月17日から糸状特異が継続、3月8日11:00以降約11時間にわたって静穏化、その後は断続的に出現。静穏化せず。

  • CH20(八ヶ岳) ― 3月12日午後段階で継続中。静穏化せず。

  • CH26(八ヶ岳) ― 火山帯近傍地震関連。特異状態が3月12日午後段階で継続中。静穏化せず。

  • K1(高知観測点) ― 3月7日に特異状態出現。

▼ 考察
  • K1(高知観測点)に3月7日に出現した特異は、同日にピークの可能性あり → 3月12日午後段階で諸前兆継続の事実と総合して3月13日± の地震発生を否定。

  • しかし、3月13日± を示す前兆出現状況が複数認められる → ±3日の誤差を勘案して、3月16日までは地震発生の可能性を否定できない

  • 3月16日発生の場合は、3月14日未明に前兆終息と計算される。3月15日段階で前兆継続の場合 → 3月15日±1日の地震発生は否定される。

  • 前兆継続の場合の新たな可能性

    • CH17(八ヶ岳)に糸状特異が継続しはじめた2016年11月30日を初現とし、2017年1月15日を極大と認識して経験則を適用すると、4月10日± が算出される。

    • K6(高知観測点)のPBF前兆からは、1月16日に主極大、2月13.5日に副極大として経験則を適用すると、5月10日± が算出される。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年3月11日土曜日

土星の衛星パンは変だ


土星のA環の中にあるエンケの空隙内を公転している衛星・パンのクローズアップ画像が公開されました。土星探査機カッシーニが3月7日に、パンに約2万5000kmまで近づいた時に撮影したものです。小天体は不規則な形をしたものが多いのですが、パンはとりわけ変な、なんとも形容しづらい形をしています。とにかく写真をご覧ください:

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マッコウクジラが集団座礁 ― 鹿児島県南さつま市


3月10日、鹿児島県南さつま市金峰町高橋(地図)の海岸に、マッコウクジラ6頭が打ち上げられているのが見つかりました。体長については、いずれも8m前後、10m前後、11m以上とする報道があります。「これだけの数がまとまって打ち上がるのは珍しい」(鹿児島県):

NHKの報道では「南さつま市の海岸では、おととし1月にもザトウクジラ1頭が打ち上げられているのが見つかるなど、これまでも、たびたびクジラが打ち上げられていますが、県によりますと、一度に6頭が打ち上げられるのは珍しいということです」と伝えていますが、一方、毎日新聞の記事では「現場周辺では、2002年1月、旧大浦町(現南さつま市)の小湊海岸にマッコウクジラ14頭が打ち上げられたことがある」としています(ちなみに、2002年に被害地震の発生はありませんでした)。


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跡津川の地下水位と歪み ― 岐阜県飛騨市


八ヶ岳南麓天文台・串田氏の「近畿圏中心領域大型地震」に関連して、同氏が予測している推定領域やそれに近い場所の地下水位や歪みの観測データを、産業技術総合研究所の Well Web で定期的に見ています。以下は跡津川観測点(岐阜県飛騨市、地図)の過去2年間の変動です。昨年11月後半ごろから大きな変化が現れています:

産業技術総合研究所 Well Web
宮川・跡津川(岐阜県飛騨市)より
(クリックで拡大)

この先も注視せねばと思っていた矢先、「2017年3月14日に跡津川の観測を終了する予定」と表示されるようになってしまいました。終了の理由は示されていません。

跡津川断層帯については以下の資料を参照してください:

地震調査研究推進本部の資料によると、この断層帯全体が動いた場合のマグニチュードは 7.9 程度とされていて、串田氏の予測している規模(M7.8 ± 0.5)と非常に近い数字です。近くには弥陀ヶ原、焼岳、アカンダナ山、乗鞍岳などの活火山があり、串田氏の言う「ある程度火山に近い領域」という点にも合致しています。しかし、同断層帯の平均活動間隔は約2300~2700年で、最新の活動は1858年(安政5年)の飛越地震となっていますから、串田氏の予測している地震の震源断層には該当しないようです。


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近畿圏中心領域大型地震 (続報-145)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が3月9日17:00付で更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期CH17、CH20、CH21等が3月11日± に終息の場合 → 3月13日±1日
(3月12日夕刻時点で前兆継続の場合は再考)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
火山にある程度近い可能性あり
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の地震
(前兆評価誤認の場合でも最低M6.9±0.5)
震源が浅い陸域地震
ある程度火山に近い領域
 

▼ 現状
  • CH02(八ヶ岳) ― 3月5日から特異が継続、3月8日11:20以降静穏化

  • CH17(八ヶ岳) ― 2月17日から糸状特異が継続、3月8日11:00以降約11時間にわたって静穏化、その後は断続的に出現

  • K10(高知観測点) ― 1月15日から特異が継続、3月8日01:30以降静穏化 (K10の出現状況については「続報143」を参照してください)

▼ 考察
  • 前回の更新情報(2月28日付)では、3月8日± に前兆終息の可能性、終息の場合は3月12日± の可能性が否定できない、と報告(「続報144」を参照してください)。

  • その後、E-mail や Fax で毎日配信している「地震前兆検知公開実験」の参加者向け情報では「3月13日± の可能性が高い」と修正、「3月5.5日にピークがあると認識されるため、3月11日±まで前兆が継続する可能性がある」と報告。

  • 3月8日未明に2ヵ月以上継続していたK10(高知観測点)の前兆が静穏化。同日昼前にはCH02(八ヶ岳)とCH17(八ヶ岳)の前兆が相次いで静穏化。

    • CH17の静穏化は約11時間継続、その後、断続的出現に変化。
    • K10とCH02は、3月9日夕刻現在も完全正常基線を維持 → 終息と認識。

  • 3月13日± に地震発生の場合、3月5.5日にピークとなった前兆(CH17、CH20、CH21等)の終息は3月11日± と計算される。終息した場合は3月13日± に地震発生、終息しない場合は再考する。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年3月7日火曜日

巨大地震の前に有感地震が急減


江戸時代に書かれた多数の日記を丹念に調べると、当時の有感地震の発生数がわかる。安政東海地震(1854年、M8.4)と安政江戸地震(1855年、M6.9~7.4)の前には有感地震数が急減していた:

上記記事によると、江戸周辺で起きた有感地震数の推移は次のようになっています:

西暦 年間有感地震数
1795~1824 10回程度
1825~1851 20~30回
1852~1853 10回未満
1854、1855 安政東海地震、安政江戸地震


今年はすでに2回も有感地震ゼロの日がありました。1月25日と2月4日です。


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2017年3月6日月曜日

久米島沖にシャチの群れ ― 沖縄県久米島町


3月5日、沖縄県・久米島(地図)の北東1.5kmの海域で、7頭ほどからなるシャチの群れが撮影されました。「まさかシャチの群れを見ることができるとは思わず、驚いた」(ダイビングショップ経営者):

沖縄近海にシャチが現れるのがどのくらい珍しいことなのかわかりませんが、Wikipediaには「日本では北海道の根室海峡から北方四島にかけてや、和歌山県太地町にて度々目撃されている」との記述があります。また「冷水を好むが世界中の海に生息」、「地中海やアラビア海にも生息する」ともありますから、暖かい海で目撃されても不思議ではないのかも知れません。


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鳥取砂丘の「オアシス」が巨大化 ― 鳥取県鳥取市


鳥取県鳥取市の鳥取砂丘地図)にある「オアシス」が例年になく巨大化しています。3月1日の計測では、広さ5500平方メートル、最深部は1.37m。2月に33年ぶりとなる大雪が降り地下水が増えたことが原因とみられています:

鳥取県では2016年10月21日に鳥取県中部地震(M6.6、深さ11km)が発生し、最大震度6弱を記録。今年になっても余震とみられる地震が散発的に発生しています。


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六甲トンネルから水蒸気 ― 兵庫県神戸市


3月1日朝、山陽新幹線新神戸駅(地図)の東側にある六甲トンネル(全長約16km)から白い煙が出ているとの通報があり、新幹線が運転を見合わせる事態になりました。JR西日本は「急な冷え込みのため、外気とトンネル内で温度差が生じ、水蒸気が発生したとみられる」と説明していますが、過去に同様の現象で新幹線が止まったことはないとのことです:

一部の報道では、六甲トンネル内に有馬温泉の源泉があり、温泉由来の水蒸気がこもった可能性を指摘しています。有馬温泉観光協会の担当者は「有馬温泉とは全然泉源が違います」、「(六甲山近辺は比較的温泉が湧きやすいので)有馬温泉とは別の温泉が湧き出ているのではないか」と述べています:

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2017年3月5日日曜日

小惑星 2017 EA が地球とニアミス (続報)


3月3日付「小惑星 2017 EA が地球とニアミス」の続報です。

NASAの Center for NEO Studies(地球近傍天体研究センター)が、今回のニアミスについて解説しています:

以下は要旨です:
  • 2017 EA の直径は3m未満。
  • 地球に衝突せずに通りすぎたが、静止衛星の軌道のはるかに内側に入りこんできた(説明図参照)。
  • 最接近は協定世界時14時04分(日本時間23時04分)、東部太平洋の上空1万4500kmを通過した。
  • 高速で移動し、最接近後はすぐに昼の領域に入ったため地上の望遠鏡では観測することができなくなった。
  • 2017 EA が発見されたのは最接近のわずか6時間前。発見したのはアリゾナ州ツーソン近郊にあり、NASAが資金を出している Catalina Sky Survey(カタリナ掃天天文台)。
  • 2017 EA が観測・追跡されたのは1日にすぎなかったが、その軌道はきわめて精度良く決定できた。その結果、この小惑星は今後少なくとも数百年間は今回のように地球に近づくことはないことが判明した。

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小惑星 2017 DS109 が地球に接近


3月5日深夜、アポロ型小惑星〝2017 DS109〟が地球に接近します。

この小惑星は2月14日に発見されたもので、直径は17~39m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 DS10917~39 3月5日 23:29 0.919
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速11.4km(時速約4万1000km)と予報されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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放置された油田跡から原油やガス噴出 ― 新潟県新発田市 (補足)


3月5日付「放置された油田跡から原油やガス噴出 ― 新潟県新発田市」の補足です。

「黒い油が2~3メートル噴き上がっていた」(現場近くで働く人)。油井は2005年3月まで使われていたとのことです。原因について経済産業省は、「長期間使わなかったため油井が詰まり、地下の圧力が高まったのではないか。バルブが腐食し噴き出した可能性がある」と説明しています:

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放置された油田跡から原油やガス噴出 ― 新潟県新発田市


2月27日、新潟県新発田市中田町1丁目(地図)にある原油採掘の井戸跡で、原油が混じった地下水や可燃性のガスが噴出しているのが見つかりました。現場ではガスが「シューシュー」と音を立てながら噴出し、油の臭いが充満。収束のめどは立っていないとのことです:

2014年には岩手県盛岡市で石油(?)が湧き出したとの報道がありました:

以下は昨年1月以降にこのブログで取り上げた新潟県関連の記事です:

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東京湾に大形のクジラ ― 神奈川県横浜市、横須賀市


3月3日、神奈川県横浜市金沢区の八景島(地図)沖や、同県横須賀市の横須賀港沖で、体長約10mのクジラが泳いでいるのが目撃されました。ザトウクジラかマッコウクジラと推定されています。「10メートル級の巨大なクジラが東京湾の奥までやってくるのは非常に珍しい」(和歌山県太地町立くじらの博物館):

横須賀市沖では、昨年7月にナガスクジラとみられる体長約9mのクジラが定置網にかかっています:

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2017年3月4日土曜日

イルカの群れが座礁 ― 長崎県五島市


3月3日、長崎県五島市三井楽町の白良ケ浜(しららがはま)海水浴場(地図)で、4頭のイルカが浜に乗り上げているのが見つかりました。4頭は体長2.3~2.6mで、ハナゴンドウとみられています。満潮を待って漁船がロープで引いて沖にもどしました:

昨年12月にも今回と全く同じ場所で、ハナゴンドウとみられるイルカ5頭が浜に乗り上げています。この時は5頭とも死んでいます:

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2017年3月3日金曜日

サケガシラ釣り上げ ― 新潟県糸魚川市


3月1日、新潟県糸魚川市(地図)の海岸で、深海魚・サケガシラが釣り上げられました。体長1.53m、重さ9.2kg。釣り上げられた時には、まだ生きていたとのこと。上越市立水族博物館で展示:

新潟県では深海魚や珍しい魚の捕獲や漂着が続いています:

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3月に接近するキロメートル級小惑星


推定直径が1km以上の小惑星で、2017年3月中に地球に接近すると予報されているものはありません:

小惑星 推定直径
(km)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)




(1LD=地球から月までの平均距離) 


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小惑星 2017 EA が地球とニアミス


3月2日深夜、アポロ型小惑星〝2017 EA〟が地球を掠めて通りすぎました。地球のすぐ近くで黄道面を南側から北側に突き抜けました。

この小惑星は3月2日に発見されたもので、直径は2~4m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 EA2~4 3月2日 23:05 0.054
(1LD=地球から月までの平均距離) 

最接近時の距離は地球の中心から測って 0.054LD=20895km、地表から測って14500km です。気象衛星ひまわりなどの静止軌道は赤道上空約35800kmですから、その半分以下です。

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は比較的速く、秒速18.4km(時速約6万6000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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