2017年11月21日火曜日

氷河の下からカルデラが姿を現す ― アイスランド


アイスランド南部にある Öræfajökull 氷河(地図)の下で地熱活動が高まり、カルデラの部分が21~25m(アイスランド気象局の発表では15~20m)沈降して、直径1kmのカルデラの姿がわかるようになっていることが、衛星写真や航空機からの観測によって確認されました。周辺では火山特有の臭気が確認され、氷河が溶けた水が流れ出しているとのことです。アイスランド気象局は、ただちに噴火する兆候はないとして航空機に対する警戒コードを〝イエロー〟のままに止めています。防災当局は〝uncertainty phase〟を宣言しています:

Öræfajökull 氷河の下の火山は、1362年と1727年に噴火しています。

アイスランド関係の記事でいつも困るのは地名や人名の発音です。上の日本語の記事では「アイスランド最高峰のエーライヴァヨークトル山」としていますが、これが Öræfajökull 氷河の下にある火山の名前なのか確信が持てずにいます。ネットで検索すると、アイスランドの最高峰を「クヴァンナダルスフニュークル山」としているものもあります:

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