2017年5月13日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-154)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月11日17:30付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期5月15日に前兆終息が確認された場合、5月16日の可能性あり
(5月15日夜までの観測で修正の可能性あり)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状 (5月11日16時現在)
  • CH17(八ヶ岳) 断続的に糸状特異が出現。

  • CH20(八ヶ岳) (今回は記載なし)

  • CH21(八ヶ岳) 5月11日8時から糸状特異出現。

  • CH29(八ヶ岳) 5月11日午前、短時間特異出現。直前特異の可能性。

  • CH32(八ヶ岳) 5月1日昼前から櫛歯前兆が出現。5月5日午後、櫛歯前兆が消滅(→5月5.6日極大と関連か)。[櫛歯前兆とは、基線から数十秒ごとに突出する変動により櫛の歯状となる変動。浅い地殻地震や火山活動、群発地震の前兆として出現]

  • K10(高知観測点) 5月11日9時40分ごろから特異状態前兆が出現。極大の可能性。5月5日昼ごろにも出現(→5月5.6日極大)。

▼ 考察
  • 現在は第24ステージ。前ステージ(第23ステージ)から算出された5月5日± に極大が出現(5月5.6日)。

  • CH21(11日8時から糸状特異出現)と K10(11日9時40分ごろから特異状態前兆が出現)は5月11日の極大を示唆。CH29(11日午前、短時間特異出現)は直前特異の可能性。

  • 前兆の出現状況から5月16日± が示唆される。この場合、5月11日午後に極大、5月15日午前中に前兆終息の可能性。5月15日夕刻までの観測で再検討。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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