2017年5月26日金曜日

霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル引き下げ


5月26日14時、霧島連山・新燃岳(地図)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」から「1(活火山であることに留意)」に引き下げられました:

新燃岳では、東北地方太平洋沖地震前の2011年1月から噴火活動が始まり、1月26日に噴火警戒レベルが「3(入山規制)」に引き上げられました。同年2月には空振によって窓ガラスが割れたり、噴石によって自動車の窓ガラスやサンルーフが割れる等の被害が出ました。東北地方太平洋沖地震から約半年後の2011年9月に最後の噴火が観測された後は徐々に活動が低下し、2013年10月に噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き下げられていました。震源域から遠く離れていますが、東北地方太平洋沖地震と何か関係があるのではないか、と思わせる噴火活動でした。


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またメガマウスが網に ― 三重県尾鷲市


5月26日未明、三重県尾鷲市(地図)沖の熊野灘で、メガマウスが漁船の巻き網に入り、生きたまま捕獲されました。体長約5m。「15年ほど前にもかかったことがありました」(漁船の船長)、「(メガマウスが相次いで見つかっていることについて)海の環境の変化などと関係があるかどうかはわからない(中略)以前よりメガマウスが知られたため水族館に連絡が来るようになったのではないか」(鳥羽水族館飼育研究部):

以下はこれまでこのブログで扱ったメガマウスの記事です:

上記のうち、
  • 2011年1月14日に三重県尾鷲市沖でメガマウスが定置網に入った件では、約2ヵ月後の3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生、
  • 2013年9月3日に神奈川県真鶴町沖で定置網に入った件では、約2ヵ月後の10月26日に福島県沖 M7.1 が発生、
  • 2014年4月14日に静岡県静岡市沖で定置網に入った件では、約3週間後の5月5日に伊豆大島近海 M6.0 が発生、
  • 2015年4月1日に高知県室戸市沖の定置網に入った件では、約2ヵ月後の5月30日に小笠原諸島西方沖 M8.1 が発生、
  • 2016年4月13日に三重県尾鷲市沖の定置網に入った件では、翌日に熊本地震の前震(M6.5、最大震度7)、3日後に本震(M7.3、最大震度7)が発生
しています。

このほか、1994年11月29日に福岡県福岡市の海岸にメガマウスが漂着した後、50日後の翌年1月17日に兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)が発生しています。

いずれも捕獲・漂着の場所と震源が遠く離れており、特に因果関係があるとは考えられません。しいて言えば、メガマウスが現れたら数日から2ヵ月以内にどこかで大きな地震が起きる「ジンクス」がある、ということでしょうか。


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シロヤシオに異変 ― 御在所岳(三重県・滋賀県)


三重県と滋賀県の境にある御在所岳(地図)で、例年、山腹を真っ白に染めるシロヤシオの花が、今年はほとんど見られない状態が続いているとのことです。原因は不明。「ここ数年で一番少ない。山上近くの1本だけが満開になっている」:

シロヤシオは、ツツジ科ツツジ属の落葉樹でゴヨウツツジとも呼ばれ、敬宮愛子内親王の「お印」となっています。


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笹が枯れる ― 石川県小松市


5月18日、石川県小松市の「憩いの森」(地図)で、笹が約5m2にわたって枯れているのが見つかりました。「一部におしべが残っていたことから、花が咲いていたと考えられる」、「ササは六十~百二十年に一度、五月ごろに小さな紫色の花を咲かせて枯れる」、「なかなか見ることができない現象」:

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小惑星 2017 KH5 が地球に接近


5月26日未明、アポロ型小惑星〝2017 KH5〟が地球に接近します。

この小惑星は5月24日に発見されたもので、直径は8~18m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 KH58~18 5月26日 01:23 1.32
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速14.9km(時速約5万3000km)と予報されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年5月25日木曜日

ヘビが原因の停電 ― 熊本県熊本市


5月24日夜、熊本県熊本市中央区(地図)の約100戸で停電がありました。原因は電柱に登った全長1.3mのヘビとみられています:

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ハチクの開花相次ぐ ― 静岡県など


静岡県などでハチク(淡竹)の開花が相次いでいます。「昔から『凶事』として恐れられてきた」、「過去の記録からハチクは2020年代に全国で開花のピークを迎えるとみられる」:

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多数の地割れが拡大 ― 大分県豊後大野市 (続報-3)


日刊ゲンダイ』の記事です。大分県豊後大野市で多発している地割れについて、中央構造線と結びつける内容です。「今月は特に降水量は増えていない」、「地割れエリアの電離層に異常が出ています。地下で地殻変動が起きているということで、地震の前兆は出ています。このエリアは中央構造線に近いため ・・・」:

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2017年5月24日水曜日

エイが川を遡上 ― 千葉県船橋市


5月15日、船橋市地方卸売市場(地図)付近の海老川でエイの群れが泳いでいるのが目撃・撮影されました。「朝の5時には50匹ほどのエイが泳いでいた」、「うちの前でエイを見たのは初めて」、「市場の方までエイが上がってきているという話は聞いたことがない」:

ふなばし三番瀬海浜公園園長は「青潮の影響でエイが逃げてきたのでは」、「今回の状況はとてもまれなケースだ」と語っています。

このところ東京湾では、クジラが頻繁に目撃されたり、定置網にメガマウスが入ったりと、珍しいできごとが続いています。


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ササの花が咲く ― 長野県軽井沢町


5月17日、長野県軽井沢町の千ヶ滝西区(地図)で、民家の庭に生えているササから花穂が伸びているのが見つかり、同24日には黄色いおしべが垂れ下がっているのが確認されました。住民によれば、30年前に同所で暮らし始めてから花をつけたのを見たのは初めてとのこと。「笹の開花は珍しいため、悪いことが起こる前触れとの言い伝えもある」:

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コスタリカ沖中米海溝 (その2)


4月30日付「コスタリカ沖中米海溝 (その1)」からの続きです。

中米・コスタリカ沖で起きている海山の沈み込みについて書かれた論文を紹介します。題して「海山の沈み込みに伴う上部プレートの変形」。全18ページにおよぶ長~い英語の論文ですが、心配ご無用。掲載されている12枚の図を順番に見ていくだけで、コスタリカ沖の中米海溝で何が起きているのか、十分に理解できます:

Fig. 1
プレート境界近くに存在する海山の形状(シルエット)。形状を明確にするために、垂直方向は水平方向に比べて5倍に拡大されています。したがって、実際の海山はこの図から受ける印象よりずっと平たいことに留意して下さい。第一鹿島海山や襟裳海山、拓洋第1海山など、日本近海の海山の姿も描かれています。

Fig. 2Fig. 3
海山の沈み込みをシミュレートする砂箱実験装置とその断面図。

Fig. 4
第1の実験。円錐状の海山の沈み込み(aからdの順に進行)。

Fig. 5
第1の実験の構造的解釈。図中の円は沈み込んだ海山の位置を示しています(aからdの順に進行)。

Fig. 6
(a)円錐状海山の沈み込みを俯瞰。沈み込みによって生じた破砕や亀裂がよく見えます。(b)(a)の構造的解釈。(c、d)高さの異なる円錐状海山の沈み込み。

Fig. 7
第2の実験。平頂海山(ギョー)の沈み込み(a、b、cの順に進行)。

Fig. 7(continued)
第2の実験(c)の構造解釈。

Fig. 8
コスタリカ沖プレート境界の俯瞰。円錐状海山の沈み込みによってできた複数の凹部がプレート境界にあります(同じ部分をグーグル・マップでご覧ください)。

Fig. 9
コスタリカ沖プレート境界にある凹部の一つを拡大。4つの画像はいずれも同じ場所ですが想定光源の位置を変えて描画しています。扇状に広がる断層のネットワークが見えます(同じ部分をグーグル・マップでご覧ください)。

Fig. 10
研究対象としたコスタリカ沖プレート境界の地質構造地図。

Fig. 11
第一鹿島海山地図)周辺の日本海溝の立体構造。垂直方向は水平方向に比べて5倍に拡大されています。図の左(上)側が日本列島、右(下)側が太平洋側。第一鹿島海山の半分はすでに日本海溝(JAPAN TRENCH)に落ち込んでいます。海溝を挟んだ日本列島側にも大きな変形が起きています。第一鹿島海山の先行翼部の沈み込みによって同海山に面する部分が隆起しています。また、変形の先端部(図の左上)には第一鹿島海山に先行して沈み込んだ別の海山による隆起が見られます。

Fig. 12
(a)沈み込んだ海山周辺のデコルマ(注)の形状を示す略図。グリッド(格子)は応力の最大と最小の方向を示しています。(b)沈み込む海山の前面(陸側)にできる断層面の形状。沈み込みの進行にともなってこのような断層面が次々に形成される。

(注)デコルマ(decollement): 断層のうち、断層面の傾斜がほぼ水平のもの。


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国立公園の暗澹たる未来


気候変動に対して行動を起こさなければどうなるか。

1938年から第2次世界大戦の勃発によって中止となるまで、米国内務省国立公園局が作成していた観光客誘致のためのポスター。このビンテージ・ポスターのスタイルを借りて、気候変動によって国立公園がどのようになってしまうのかを描いた新しい「ポスター」が紹介されています:

2017年5月23日火曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-158)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月23日15:00付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期5月30日±1日(5月24~26日に前兆終息の場合; 5月27日夜段階で前兆継続の場合は再考・修正)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが、上記が考えやすい
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状  ― CH21の前兆のみが継続
  • CH17(八ヶ岳) 5月20日に短時間だが糸状特異が断続的に出現。5月21.3日以降再出現なし。

  • CH21(八ヶ岳) 特異前兆が継続中 (更新情報冒頭のグラフ参照)

▼ 考察
  • 5月23日午後時点でCH21の前兆は継続中 → 5月27日以前の対応地震発生の可能性は否定される。

  • 10日間以上継続している前兆がCH21のみという状況は、No.1778前兆が始まって以降の8年間で初めて。

  • [前回の更新情報における計算間違い] K10(高知観測点)の主極大5月11.6日、副極大5月16.6日に対して経験則 [主極大~地震発生]:[主極大~副極大]=3.7:1(誤差を含めると3:1~4:1) を使って地震発生日を計算する際、5月11.6日を用いるべきところで1つ前の極大5月5.6日を使ってしまった。5月11.6日を使って計算し直すと、5月30日、誤差を見込むと5月26日~31日が算出される。

  • CH17の前兆が5月21.3日以降は再出現していないことは、地震発生の可能性が5月26日よりも後であることを示している。

  • 唯一の残存前兆であるCH21の静穏化時期によって対応地震の発生時期は以下のようになる:

    • 5月24.8日静穏化 → 5月29.4日地震発生
    • 5月25.5日静穏化 → 5月30.3日地震発生
    • 5月26.3日静穏化 → 5月31.3日地震発生

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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多数の地割れが拡大 ― 大分県豊後大野市 (続報-2)


5月22日付「多数の地割れが拡大 ― 大分県豊後大野市 (続報)」の続報です。

前日と比べて地割れの生じている範囲は南北約400m、東西約300mで変わりありませんが、地割れの数は23増えて81カ所になり、最大の地割れは長さ約80m、幅約30cm、深さ約1.5mに達しています:

ここに来て原因らしきものが指摘されています。「豊肥地域の土は火山灰性の粘土質で、地盤沈下による地割れは考えにくい」、「周辺で大規模な工事もないことから『地下水の量や流れに変化があったのでは』」、「雨の少ない時期でも地下水が増えることはあり得る」(その原因は?):

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地震発生の前兆音を利用してクマを撃退


長野日報』の記事です。「地震の前兆で発生するのと同じ超音波を使って撃退する鳥獣被害対策装置」、「超音波は地面に亀裂が入る時に起きる『AE波』で、鳥獣は付近一帯を危険と認識して周辺から忌避する」:

2013年10月28日付「地震と超音波と鳥」で紹介した装置と同じもののようです。

装置のリーフレットなど:

AE波について:

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2017年5月22日月曜日

定置網にメガマウス ― 千葉県館山市


5月22日朝、千葉県館山市(地図)の栄の浦漁港(地図)沖に仕掛けられた定置網にメガマウスが入っているのが見つかりました。体長約5m。メガマウスの漂着や捕獲は「国内で20例ほど、世界でも100例ほどしかない」:

メガマウスの「日本での主な捕獲記録」を見ると、伊豆半島周辺が多いようです。

今回定置網に入った場所は東京湾の入り口といっていい場所です。東京湾では3月と4月にクジラの目撃が相次ぎました:

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多数の地割れが拡大 ― 大分県豊後大野市 (続報)


5月20日付け「多数の地割れが拡大 ― 大分県豊後大野市」の続報です。

大分県豊後大野市朝地町綿田地区(地図)で発生している地割れは、範囲が広がり、数が増え、幅の拡大ペースが加速しています。原因は依然としてわかっていません。

報道当初は
  • 直径約300mの範囲に20カ所以上、大きいものは長さ約20m、幅約9cm
とされていましたが、最新の報道では
  • 直径300~400mに58カ所、長さ30m、幅30cmに達しているところもある
とされています。

市の測定によると、地割れの拡大ペースは5月16~20日は平均で1時間当たり0.94mm、20~21日は1時間当たり1.5mmと加速しています(市では「計測方法が違うため単純比較はできない」としています)。

当初は1世帯2人が自主避難していましたが、市は21日に3世帯10人に避難勧告を出しています:

地割れが生じている地区(報道によってはこの地区の別の場所)では、1964年に大雨で土砂崩れが発生した記録があるとのことです。

なお、この地区の近傍を震央とする被害地震としては、「1975年大分県中部の地震」(M6.4、最大震度4)と「2006年大分県中部の地震」(M6.2、最大震度5弱)があります。前者は熊本県阿蘇地方でM6.1の被害地震があった3ヵ月後に発生したもので、震源の深さが非常に浅く0kmとされていますが、地表に断層のずれが現れた確かな例は見つかっていません。後者は震源の深さが146kmで、大分県の下に沈み込んだフィリピン海プレートの内部で発生した地震とされています。


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2017年5月21日日曜日

水深減少 ― 大分県臼杵市


第七管区海上保安本部が5月13日に発表した緊急情報によると、大分県臼杵市にある臼杵港(地図)の海底2カ所で、水深が線状(南西-北東)に約2m減少しているとのことです:

臼杵港は、多数の地割れが見つかった大分県豊後大野市朝地町綿田地区(地図)から東北東に40kmの場所です。関係はないと思いますが。


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井戸の水位低下 ― 奈良県桜井市 (続報)


5月16日付け「井戸の水位低下 ― 奈良県桜井市」の続報です。

5月3日から給水停止になっていた狭井神社(地図)の「薬井戸」ですが、井戸の水位が上昇したため、制限付きながら給水を再開したとのことです:

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2017年5月20日土曜日

多数の地割れが拡大 ― 大分県豊後大野市


大分県豊後大野市朝地町綿田地区(地図)で、直径約300メートルに及ぶ円状の地割れが見つかりました。市に通報があったのは5月16日。地割れは20カ所以上で、大きいものは長さ約20m、幅約9cm。日がたつにつれて拡大しているとのこと。原因は不明。住民が避難したり、市道が通行止めになるなどしています:

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近畿圏中心領域大型地震 (続報-157)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月20日16:30付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期5月26日または5月27日の可能性
(5月24日夜の段階で前兆継続の場合は再考・修正)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが、上記が考えやすい
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状 (5月20日夕刻現在) ― CH21の前兆が終息していない
  • CH17(八ヶ岳) 5月20日に短時間だが糸状特異が断続的に出現
  • CH21(八ヶ岳) 特異前兆が継続中 (更新情報冒頭のグラフ参照)

▼ 考察
  • 前回の更新情報で「5月20日昼前にCH21前兆が静穏化し正常基線を記録するようになった場合は、5月23日± に対応地震が発生する可能性がある」としたが、CH21の基線は20日午前までに正常基線に復帰しなかった → 5月23日以前に対応地震が発生する可能性は完全否定できる

  • 5月20日、CH17に短時間ながら糸状特異が断続的に出現

    • CH21の特異が終息していないため、今回のCH17の再出現は直前特異ではないと判断

    • CH17は5月5.6日の極大では糸状特異が顕著であったが、5月11.6日の極大では糸状特異が終息していた → 今回の糸状特異の微弱な出現は5月5.6日極大に対する前兆期間Taa(前兆初現~終息)内と判断される → 5月25日以前(5月25日を含む)の地震発生の可能性は否定

    • 対応地震発生が5月26日だとすると、CH17の特異は5月21日午前まで出現する可能性がある

  • CH21の特異がいつ完全終息するか、観測を継続

    • 5月22.5日に静穏化 → 5月26.3日に対応地震発生
    • 5月23.3日に静穏化 → 5月27.3日に対応地震発生

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年5月18日木曜日

日本は地震予知できぬと認めよ


こういう上から目線の物言いは中国政府の報道官かと思いましたが、元・東京大学教授のロバート・ゲラー氏でした。同氏の論考がイギリスの科学誌『Nature』に5月17日付けで掲載されています。プレスリップなどの地震前兆現象や、海溝沿いの大地震が周期的に起こるという考えに科学的根拠はない、よって "I urge the government to explicitly inform the public that prediction of imminent earthquakes is currently impossible":

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近畿圏中心領域大型地震 (続報-156)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月17日16:00付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期5月23日~5月25日
(5月20日± に前兆終息の場合)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり、前兆影響局誤認の場合は福島付近となるが、上記が考えやすい
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状 (5月17日夕刻現在) ― CH21以外の前兆はすべて静穏化
  • CH21(八ヶ岳) 特異前兆が継続中。5月5日の極大時期には完全糸状状態だったが、その後、幅を持った基線に変化しだし、電圧値も正常値(5mV±2mV)に向かって徐々に上昇中(更新情報所載のグラフ参照)。静穏化傾向と判断。

▼ 考察
  • 8年10ヵ月の前兆継続期間中、最盛期には30以上の観測装置に顕著な前兆が継続出現したが、5月5.6日の極大以降は基本的にCH21の特異前兆のみ。

  • 前ステージ(第23ステージ)から算出された5月5日± に極大が出現(精確には5月5.6日)。

  • K10(高知観測点)の特異は5月5.6日に顕著に出現。さらに5月16.6日に弱い特異が短時間出現。5月5.6日を主極大、5月16.6日を副極大として経験則 [主極大~地震発生]:[主極大~副極大]=3.7:1 を適用すると5月24日± が算出される。さらに、誤差を見込んで「3:1」、「4:1」の比を用いると5月20日~5月25日が算出される。

  • 他の前兆の出現状況からは、5月23日±(5月23日~5月25日)の可能性が算出される。

  • 以上より、5月20日昼前にCH21前兆が静穏化し正常基線を記録するようになった場合は、5月23日± に対応地震が発生する可能性がある。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年5月17日水曜日

『宮下文書』と富士山の噴火


山梨県富士山科学研究所が富士山の溶岩中の残留磁気を調べたところ、1015年ごろ(平安時代)、北と南の山腹の少なくとも2カ所でほぼ同時期に大規模噴火が発生していたことが分かったとのことです:

富士山は999年と1033年に噴火したことが古文書の研究などからわかっています。この2回の噴火の間の1017年にも噴火があったことが『宮下文書』に書かれているのですが、同文書はほとんどの専門家から史料的価値を認められておらず、「怪しい文書」扱いされているため、1017年に本当に噴火があったのかは疑わしいとされています。

今回の古地磁気の調査から判明した1015年ごろの噴火というのは、『宮下文書』の記録に該当するのかも知れません。ただ、今回の古地磁気の測定は誤差が15年程度あるということなので断定はできませんが。


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オウギハクジラ漂着 ― 北海道函館市


5月11日、北海道函館市宇賀浦町の海岸(地図)にオウギハクジラが漂着しているのが見つかりました。「(漂着前に)沖合30mほどのところでもがいていたとの情報もある」:

5月8日には、少し離れた函館市湯浜町の海岸(地図)でもオウギハクジラの死骸が見つかっています:

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空から綿が降る ― 石川県穴水町、新潟県上越地方


5月12日、石川県穴水町(地図)や新潟県上越地方(地図)で、空から綿が降ってくる現象が見られました。「車のフロントガラスに付着していたほか、空中を浮遊したり、玉になって道路上を転がっていた」。なぞの生物・ケサランパサランかとも言われましたが、その正体は ・・・

5月9日には沖縄県で別の種類の綿毛が飛んでいました:

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2017年5月16日火曜日

地下水減少 ― 長野県安曇野市


長野県安曇野市(地図)で、本来豊富であるはずの地下水の減少が続いています。「降水(雪)量の減少、地下水形成に寄与する水田の減少、工場などの揚水量増加など」が原因とされています:

安曇野市は糸魚川-静岡構造線の真上に位置しています。4月に政府の地震調査研究推進本部(地震本部)が発表した「全国地震動予測地図 2017年版」では、「カテゴリーⅢ: 活断層など陸域と海域の浅い地震」が起こす震度6弱以上の揺れに見まわれる確率が最も高い地域の一つとされています:

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河口湖の水位低下 ― 山梨県富士河口湖町


富士五湖の一つ・河口湖(地図)の水位が低下しています。すでに、六角堂のある浮島が陸続きになっているとのことです。「去年のこの時期よりすでに1メートルほど低くなっている」、「2月から先月まで3ヶ月間の降水量は約225㍉で例年の85パーセントに留まったことなどが要因とみられている」:

河口湖の水位低下は2013年、2015年、2016年にも騒がれました。

現在の富士五湖の水位は以下で見ることができます:

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井戸の水位低下 ― 奈良県桜井市


奈良県桜井市にある狭井神社地図)の「薬井戸」が水位低下のため、5月3日から給水停止になっています。「今春は例年に比べて雨が少なく、井戸の水位が低下」:

以下は、桜井市に近い大宇陀(地図)の降水量です。3月と4月の合計を示しています(気象庁「過去の気象データ」より):

降水量
(mm)
2013 254.0
2014 227.5
2015 280.0
2016 214.5
2017 171.0

たしかに今年の春の降水量は少ないようです。他の要因もあるかも知れません。井戸は中央構造線に比較的近い場所にあるので念のために取り上げました。


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2017年5月15日月曜日

大量のコノシロが打ち上がる ― 富山県氷見市


5月7日、富山県氷見市の松田江浜(地図)に、コノシロとみられる魚が大量に打ち上げられました。原因は定かではありませんが、捕食者から逃れようとして浜に乗り上げたのではないかと推測されています:

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2017年5月14日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-155)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月13日16:00付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期可能性-1: 5月19日±2日
可能性-2: 5月23日±2日
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状 (5月13日夕刻現在) ― CH21以外の前兆はすべて静穏化
  • CH17(八ヶ岳) 断続的に糸状特異が出現していたが、5月11日昼以降は正常基線を記録し続けている

  • CH21(八ヶ岳) 特異が継続中

▼ 考察
  • 8年10ヵ月の前兆継続期間中、最盛期には30以上の観測装置に前兆が出現したが、現在はCH21のみ。この状況が丸2日間続いているが、これは前兆開始以来はじめてのこと

  • 前ステージ(第23ステージ)から算出された5月5日± に極大が出現(5月5.6日)

  • 5月11日にK10(高知観測点)に出現した特異状態前兆から、5月11.6日が次の極大と確認(更新情報の本文には「5/15.6」と書かれていますが誤記と考えられます)

  • 前兆出現状況の全体から5月19日± と5月23日± の2つの可能性が算出される

  • CH21の特異前兆が終息すれば全前兆が終息。今後新たな極大が出現しない場合、CH21の前兆終息は:

    • 地震発生 5月19日± の場合 → 前兆終息は5月17.3日±
    • 地震発生 5月23日± の場合 → 前兆終息は5月20.3日±

  • 5月22日段階で前兆が継続している場合は再考

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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天宮1号が落ちてくる (続報)


2月28日付け「天宮1号が落ちてくる」の続報です。

天宮1号」の軌道高度が340kmを割り込みました:

「天宮1号」は中国初の宇宙ステーション(軌道上実験モジュール、宇宙実験室)ですが、制御不能になっており、今年後半に大気圏に突入すると予測されています。

国際宇宙ステーション(ISS)は必要に応じてロケットを噴射して軌道高度を維持しており、現在 405kmほどの高さを周回しています。

北朝鮮が今朝発射したミサイルは最高高度が2000kmを超えたと報道されています。宇宙ステーションと比べると、その高度が異常に高いことがわかります。


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X-37B が4回目の地球帰還


5月7日、アメリカ空軍の無人スペース・プレーン〝X-37B〟が4回目の軌道飛行(OTV-4)を終え、フロリダ州にあるケネディ・スペース・センターのスペースシャトル用滑走路に自動操縦で着陸しました。2015年5月20日に打ち上げられ、717日と20時間を軌道上で過ごしたことになります。

アメリカ空軍は2機のX-37Bを保有していますが、今回の飛行で使われたのは2号機でした。これで、1号機も2号機もそれぞれ2回の宇宙飛行をこなしたことになり、2010年の初飛行以来の合計軌道滞在期間は2085日になりました:

X-37Bの飛行目的について、アメリカ空軍は依然として具体的なことは何も明らかにしていません。巷間取りざたされている推測については、このブログの過去の記事をご覧ください。

最近ネット上で見かけるようになった説としては、空軍はX-37Bを使って、物理法則(運動量保存則)に反するともいわれる「EMドライブ」のテストを宇宙空間でおこなっているのではないか、というものがあります:

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小惑星 2017 JB2 が地球に接近・通過


5月4日昼過ぎ、アポロ型小惑星〝2017 JB2〟が地球に接近・通過しました。

この小惑星は5月6日、最接近後に地球から遠ざかりつつある段階で発見されたもので、直径は4~9m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 JB24~9 5月4日 12:18 0.14
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は非常に遅く、秒速4.8km(時速約1万7000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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市街地にカモシカ出没 ― 愛知県尾張旭市、岐阜県瑞浪市


5月12日朝、愛知県尾張旭市井田町(地図)で、国の特別天然記念物・ニホンカモシカが民家の庭にいるのが見つかり、約6時間後に保護されました。「付近に森などはなく、どこから来たかわからないが、野生のニホンカモシカが近くの川沿いを移動して住宅街に迷い込んだのではないか」(尾張旭市環境課)。

また、同日午後には、岐阜県瑞浪市釜戸町のJR釜戸駅(地図)にニホンカモシカがいるのが見つかりました。こちらは保護に失敗し、逃げられたとのことです。「現場は山間部だが、線路沿いに民家が並び、国道19号も近い」:

愛知県では4月24日にもニホンカモシカが県道沿いに現れています:

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2017年5月13日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-154)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が5月11日17:30付けで更新情報を出しています:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期5月15日に前兆終息が確認された場合、5月16日の可能性あり
(5月15日夜までの観測で修正の可能性あり)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度火山に近い領域の可能性あり
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状 (5月11日16時現在)
  • CH17(八ヶ岳) 断続的に糸状特異が出現。

  • CH20(八ヶ岳) (今回は記載なし)

  • CH21(八ヶ岳) 5月11日8時から糸状特異出現。

  • CH29(八ヶ岳) 5月11日午前、短時間特異出現。直前特異の可能性。

  • CH32(八ヶ岳) 5月1日昼前から櫛歯前兆が出現。5月5日午後、櫛歯前兆が消滅(→5月5.6日極大と関連か)。[櫛歯前兆とは、基線から数十秒ごとに突出する変動により櫛の歯状となる変動。浅い地殻地震や火山活動、群発地震の前兆として出現]

  • K10(高知観測点) 5月11日9時40分ごろから特異状態前兆が出現。極大の可能性。5月5日昼ごろにも出現(→5月5.6日極大)。

▼ 考察
  • 現在は第24ステージ。前ステージ(第23ステージ)から算出された5月5日± に極大が出現(5月5.6日)。

  • CH21(11日8時から糸状特異出現)と K10(11日9時40分ごろから特異状態前兆が出現)は5月11日の極大を示唆。CH29(11日午前、短時間特異出現)は直前特異の可能性。

  • 前兆の出現状況から5月16日± が示唆される。この場合、5月11日午後に極大、5月15日午前中に前兆終息の可能性。5月15日夕刻までの観測で再検討。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年5月9日火曜日

えびの高原硫黄山で噴出物確認


4月28日付「えびの高原硫黄山で傾斜変動 (続報-3)」の続報です。

5月9日19時20分、霧島連山えびの高原の硫黄山(地図)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き上げられました。「硫黄山方向が隆起する傾斜変動が繰り返しみられており、現在も隆起が継続」、「5月8日に実施した現地調査により、硫黄山火口内で噴出物が確認」:

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2017年5月8日月曜日

小惑星 2017 JQ1 が地球に接近・通過


5月4日午前、アポロ型小惑星〝2017 JQ1〟が地球に接近・通過しました。

この小惑星は5月2日に発見されたもので、直径は4~8m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 JQ14~8 5月4日 10:16 0.44
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は平均的で、秒速11.2km(時速約4万km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年5月7日日曜日

シャチ漂着 ― 北海道豊頃町


5月1日、北海道豊頃町長節の海岸(地図)に、シャチが漂着しているのが見つかりました。体長 7.1m。すでに死亡・腐敗していました:

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東富士五湖道路に陥没孔、宝永噴火の前兆伝承 (続報)


16年5月20日付「東富士五湖道路に陥没孔、宝永噴火の前兆伝承」の続報です。

昨年5月の陥没を含めて過去の記録を調べたところ、東富士五湖道路では13カ所で陥没や路面下に空洞ができていたことが判明。「13カ所はいずれも『吉田扇状地』を埋め立てた場所だった。埋め立て部分は地下水や雪解け水の通り道になっているとみられ、浸食されて穴ができた可能性があるという」:

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