2017年3月22日水曜日

2つの小惑星が地球に接近・通過


3月21日朝、2つのアポロ型小惑星〝2017 FN1〟と〝2017 FM1〟が地球に接近・通過していきました。

2つの小惑星は3月20日に発見されたもので、直径は2~5m と 3~7m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 FN1
2017 FM1
2~5
3~7
3月21日 06:02
3月21日 07:38
0.16
0.33
(1LD=地球から月までの平均距離) 

最接近した時の地球との相対速度は、〝2017 FN1〟が秒速18.3km(時速約6万6000km)、〝2017 FM1〟が秒速10.4km(時速約3万8000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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