2017年8月16日水曜日

グリーンランド炎上


ESA(欧州宇宙機関)の Sentinel(歩哨、見張り)衛星が8月8日に撮影したグリーンランドの大規模な原野火災です:

以下は画像に付けられた説明の要旨です:
  • 7月末から、グリーンランドが大規模な原野火災に襲われている。

  • グリーンランド西部で発生しているこの火災は、ピートランド火災(peatland fire)とみられる。

  • グリーンランドはほぼ完全に厚い氷床に覆われているが、海岸沿いには炭素成分に富むピートランド(泥炭地)が分布している。

  • 永久凍土層が(温暖化によって)溶け、ピート(泥炭)が(露出して)着火しやすくなっているために火災が発生したと懸念されている。

  • ピート(泥炭)は燃料としても使われるほど燃えやすいため、今回の火災はしばらく鎮火しないとみられている。

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2017年8月14日月曜日

小型飛行機墜落と Hi-net 連続波形


8月14日昼過ぎ、奈良県山添村助命(ぜみょう、地図)付近の山中に小型飛行機が墜落し、2人が死亡しました。この事故についてNHKは、「午後0時15分ごろ、ブーンというエンジンのような音がして、直後にドスンという音が聞こえました。いままでに経験したことのないような揺れを感じました」という近隣住民の証言を伝えています:

山添村には Hi-net の観測点があります。近隣住民が揺れを感じたと話していることから、Hi-net の連続波形を調べてみたところ、0時16分48秒付近に小さな揺れが記録されていました。墜落したのはこの時刻だと思われます:

2017年8月13日日曜日

イエローストーンの地殻変動


米国地質調査所(USGS)の火山部門が、過去約2年間のイエローストーンの地殻変動を示す図(拡大図)を8月8日付でフェースブックで公開しています:

以下は図に添えられた文章の要旨です:
  • InSAR(Interferometric Synthetic Aperture Radar、干渉合成開口レーダー)画像に現れている色の付いたリングは、レーダー衛星に対する地面の高度の変化を示している。

  • 画像は、2015年6月と2017年7月のレーダー衛星のデータを比較することによって作成。

  • 射撃の標的のように見える隆起(7cm)の中心はノリス間欠泉盆地(Norris Geyser Basin)にある。

  • イエローストーン・カルデラの内部には3cmの沈降領域が広がっている。

  • 現在進行中の「2017年夏の群発地震」はノリス隆起から西へ20~30kmの場所で起きている。

  • 隆起と沈降の原因は、地表から5~15kmの深さで起きているマグマの増減や、それに関連するガスや水の増減である、と解釈される。

  • 隆起や沈降のサイクルは通常見られる現象で、群発地震とも関係しているとみられる。すなわち、群発地震は隆起によって生じた圧力を解放し、それによって、隆起していた地域は沈降する期間に戻る。

  • 2年間の地殻変動の速度はイエローストーンGPSネットワークのデータを使用した。

  • インターフェログラム(interferogram、干渉合成開口レーダー画像)の作成には、欧州宇宙機関(European Space Agency)のセンティネル 1a(Sentinel 1a)衛星のデータを使用した。

  • 図中で、道路は黄色、断層は黒の細線で示されている。

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2017年8月11日金曜日

焼岳で空振をともなう地震6回 (続報-2)


本日(8月11日)実施された焼岳(地図)の現地調査の結果が発表されています。「昨日(10日)噴気が確認された火口及びその周辺で、噴気は確認されませんでした。また、火口及びその周辺では、明瞭な地熱域、地形の変化や噴出物も確認されませんでした」、「これまで明瞭な噴気活動のなかった場所で噴気が観測されたことから、引き続き火山活動の推移を注視しています」:

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リュウグウノツカイ2匹漂着 ― フィリピン・レイテ島


8月9日、フィリピンのレイテ島南部 Saint Bernard(地図)の海岸に2匹のリュウグウノツカイが漂着しているのが見つかりました。体長4.4m、重さ50kgの個体と、体長3.7m、重さ20kgの個体です:

以下は記事の要旨です:
  • リュウグウノツカイは通常、水深1000m付近で見つかる。水深200mよりも浅いところで見つかるのは稀である。

  • 2011年の東北地震と津波の前には、およそ20匹の深海魚の漂着が見つかっている。

  • 魚類が地震活動に敏感であるという考えを支持する直接的な科学的証拠はないが、科学それ自身が地震を予知する手段を持っていないことを思い起こすべきである。

  • 深海魚の生息する場所が海底の断層に近いという事実は、古くからの日本の伝説に合理的根拠を示唆する。

  • 英国ケンブリッジにある Anglia Ruskin University の動物学講師 Rachel Grant 氏は、深海魚と地震の関係について検証する研究を始めている。

    • 「理論的にはありうることです。なぜなら、地震が起こる前には岩石中に圧力が蓄積され(build-up of pressure in the rocks)、それによって静電荷が発生、帯電したイオンが水中に放出されるからです。」

    • 「水中に放出されたイオンによって毒性のある化合物である過酸化水素が形成されます。また、帯電したイオンは有機物を酸化するので、魚を死に至らしめたり、深海の生息場所から逃れて海面まで浮上させることにもなります。」

    • もう一つの可能性として Grant 氏が指摘するのは、地震の前に大量の一酸化炭素ガスが放出され、リュウグウノツカイに影響を与えている可能性だ。

  • Grant 氏は、過去2年半の間に起きた数百件のリュウグウノツカイの目撃についてデータベースを構築した。これによって、リュウグウノツカイの目撃と、目撃場所から半径500マイル(約800km)の範囲内で米国地質調査所(USGS)によって報告されている地震との間に関係があるかを検証することができる。

    • 「リュウグウノツカイの目撃後に必ず地震が発生しているわけではないことは明らかです。そうではなく、地震の前にリュウグウノツカイを目撃する確率が上昇しているかどうかを確かめようとしているのです。」

    • 「(リュウグウノツカイの目撃は)地震活動が原因であるかもしれないし、地震とは関係のない要因、たとえば軍の潜水艦などによる水中活動によって生じたインフラサウンド(可聴下音、人間の耳には聞こえない約20Hz以下の周波数の音)や海水の汚染などが原因であるかもしれません。」

記事中では、リュウグウノツカイ(英語名  oarfish)が日本語ではどう呼ばれているか説明しています ―― "The Messenger from the Sea God’s Palace"。英語名の方は、船を漕ぐオール(oar)に体形が似ていることに由来しています。


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大形の小惑星 Florence が地球接近


NASAの地球近傍天体研究センター(CNEOS)の発表です。推定直径4.0~9.0kmの小惑星〝3122 Florence〟が、9月1日に地球に700万kmまで接近します:

小惑星 推定直径
km
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
3122 Florence
(1981 ET3)
4.0~9.0 9月1日 21:06
±00:01
18.38
(1LD=地球から月までの平均距離) 

以下は上記発表の要旨です:
  • 小惑星 Florence が8月末に地球に近づき、9月1日に地球のそばを通過する。

  • 最接近時の地球との距離は700万km、地球から月までの距離の約18倍。

  • 多くの小惑星がこの距離よりも地球に近いところを通過するが、それら全ては小さな小惑星である。

  • 1世紀以上前に最初の地球近傍小惑星が見つかって以来、 この距離まで近づく小惑星としては Florence が最大である。

  • Florence の直径はおおよそ4.3kmと推定されている(CNEOS のデータベースには 4.0~9.0km と記載)。

  • 明るさの変化の観測から、2時間20分ほどの周期で自転しているとみられる。

  • 8月末から9月初めにかけて、9等級の光度に達すると予測されており、小口径の望遠鏡でも容易に観測できるとみられる。

  • 小惑星 Florence は1981年に発見され、近代看護の基礎を築いた Florence Nightingale(1820-1910)に敬意を表して名づけられた。

  • Florence の追跡観測は40年近くにわたって続けられており、その軌道は精確に知られている。軌道計算によれば、今後多くの世紀にわたって Florence が地球に衝突するリスクはない。

Florence はアモール群に属する小惑星です。同群で有名な小惑星としては〝433 Eros〟があります。探査機が周回・着陸した最初の小惑星です。


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2017年8月10日木曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-172)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 8月10日16:30 付けで更新情報を出しています ―― これまで観測されていた火山活動前兆と、8月9日から10日にかけて焼岳で発生した空振をともなう地震や噴気との関連について述べています:

▼ 火山前兆と焼岳の火山活動について
  • 7月、全観測点(八ヶ岳、秋田、高知)にN型火山前兆が同期して出現(N型火山前兆の波形については更新情報の右上の図を参照してください)。7月11日は顕著、7月12日と13日は微小、7月14日は再び顕著。(7月12日に「地震前兆検知公開実験」参加者限定の観測情報で配信)

    • N型火山前兆が複数日にわたって顕著に出現した場合は、微小噴火、水蒸気噴火も含めて火山活動が噴火に至る過去例がある。

    • 7月に観測されたN型火山前兆は、過去の噴火に至ったN型火山前兆と比べると変動値が弱いが、複数日にわたって出現していることから噴火に至る可能性も否定できないことを配信。

  • 顕著なN型火山前兆のほかに、火山活動と相関のある弱いL型前兆が6月9日から断続的に出現。

    • L型、N型を総合して、6月9日初現・7月11日極大として火山関連活動によく見られる経験則 [初現~極大]:[極大~活動開始]=1:1 を適用すると 8月12日±4日が算出される。

  • 本日(8月10日)気象庁から、8月10日の午前00時少し前(8月9日23時50分)から午前2時ごろにかけ、推定領域内火山である長野県と岐阜県境界の焼岳で、空振をともなう地震が6回観測され、山頂から西側約400mの山腹から噴気が約100m程まで上がる状態が観測された、との発表があった。

  • センターチューニング法によるFM電波の観測では、火山前兆についてはある程度の広がりを持った領域を推定することが可能だが、火山を個別に識別できるわけではない。

  • 7月に観測された火山前兆は、推定火山領域がNo.1778前兆の推定領域内であることから、(1)No.1778前兆に対応する地震が火山近傍で発生する可能性や、(2)地震活動に関連して火山活動が活発化する、などの可能性を検討した。しかし、(3)たまたまNo.1778前兆の第24ステージ中に火山前兆が出現しただけの可能性もあり、No.1778前兆に対応する地震に関連した火山前兆であるとは断定できない。

  • 観測された火山前兆からはもう少し大きな火山活動の可能性も考えられるが、火山前兆については地震前兆のような経験則が未だ明確ではないので、なんとも言えない。

  • 今回の空振をともなう地震と噴気だけが火山前兆に対応する活動である可能性もあるが、8月16日± または 8月23日± に噴火活動に至る可能性も完全には否定できない。8月7日にL型前兆が出現していることから、本格的な火山活動はまだ先である可能性も否定困難。8月26日ごろまでにさらに活発な活動がない場合には、今回の活動が火山前兆に対応する活動と認識できる。

  • 火山前兆が焼岳火山活動の活発化に対応しているものであるならば、No.1778前兆に対応する地震の推定領域について、御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域周辺が考えやすいという可能性は低くなる。その一方で、No.1778前兆には火山近傍を示す前兆も含まれているので、御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域と白山領域での可能性はまだ否定できない。

  • 8月7日の弱いL型前兆以降、火山前兆は出現していない。

▼ No.1778前兆の現状
  • 前回の更新情報で述べた可能性のうち、9月22日± に地震発生となる可能性が考えやすい状況で推移中。

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焼岳で空振をともなう地震6回 (続報)


監視カメラが捉えた噴気の画像が掲載されています。「普段では噴気がみられない、山頂西側 400 メートル付近の山腹において白色の噴気を観測しました」:

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焼岳で空振をともなう地震6回


長野県と岐阜県にまたがる北アルプスの焼岳地図)で、8月9日23時50分ごろから10日2時ごろにかけて、空振を伴う地震を6回観測。同時間帯に山頂の西側約400m付近の山腹から噴気が約100mまで上がっているのが確認されました:

この時期、観光客で賑わう上高地は、焼岳火山群の噴火によって梓川がせき止められて形成された堆積平野です。

焼岳の最後の噴火は1962年から63年にかけて発生した中規模水蒸気噴火で、泥流が発生しています。また、1995年には焼岳山頂の南東約3kmの道路工事現場で水蒸気爆発が発生し、火山ガスを含む水蒸気と泥流が噴出して4人が死亡しています。

八ヶ岳南麓天文台の串田氏は、「近畿圏中心領域大型地震」の予測の中で、火山噴火の前兆も観測されていることから、震源は御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域に近い可能性があると指摘しています:

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2017年8月9日水曜日

えびの高原硫黄山で植物が枯死・変色


気象庁が8月8日に発表した「霧島山の火山活動解説資料(平成29年7月)」(PDF形式)によると、えびの高原硫黄山(地図)火口の北東側で植物の枯死や草木が変色していることが7月27日の現地調査によって確認されました。地熱によるものではなく、硫黄山から流下した火山ガスによる影響と考えられています。

また、噴気の高さはこれまで概ね稜線上 100m以下で経過していものが、7月中旬以降は稜線上 300m以上に上がるようになっているとのこと。

4月25日に始まった硫黄山付近が隆起する傾斜変動は継続中で、地下の局所的な膨張によって生じていると考えられています。


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九重山の噴気に変化


気象庁が8月8日に発表した「九重山の火山活動解説資料(平成29年7月)」(PDF形式)によると、九重山(地図)の噴気中に含まれる二酸化炭素(CO2)と硫化水素(H2S)の濃度が7月11日ごろから増加しているとのことです:

九重山 火山ガス観測装置による観測(16年10月~17年8月1日)
気象庁「九重山の火山活動解説資料(平成29年7月)」より

上記解説資料には次のように書かれています:
この火山ガス観測装置のデータが、地下の火山活動の活発化あるいは沈静化と関連しているかどうかは不明ですが、火山ガス濃度の増加が継続して観測されていることから、地下浅部の火山ガスの状況に変化があった可能性があります。

(中略)

現地調査では熱異常域に変化が無く、二酸化硫黄の放出量も検出限界以下であり、火山性地震の急増もみられていません。これらのことから、火山ガスの濃度の増加は、火山活動の急激な活発化を示しているものではないと考えられますが、B型地震が時折発生することからわずかに火山活動が高まっている可能性があり、今後の火山活動の推移に留意が必要です。

九重山は、熊本地震以降注目を集めている中央構造線上(もしくはその延長上)にある火山ですので、その動向が気がかりです。1995年と96年には火山灰を噴出する噴火を起こしています。


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2017年8月8日火曜日

小惑星 2012 TC4 が地球衝突コースに (続報-5)


小惑星 2012 TC4 の接近予報が8月6日付で更新されています。接近時刻の誤差が1分未満になり、接近距離の誤差範囲も狭まっています:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2012 TC412~27

10月12日 14:42
±00:01
 0.129 (mimimum)
 0.130 (nominal)
 0.131 (maximum)
(1LD=地球から月までの平均距離) 

接近距離の 0.129LD、0.130LD、0.131LDは、それぞれ約4万9800km、5万100km、5万500kmに相当します。これらの距離は地球の中心から測ったものですから、地表からの距離は地球の半径約6400kmを差し引く必要があります。ちなみに、気象衛星「ひまわり」などの静止衛星の軌道は地表から約3万6000kmのところにあります。

2012 TC4 が地球に最も近づくときの地球との相対速度は秒速7.65km(時速約2万7500km、マッハ22.5)と予報されています。

比較のためにこれまでの予報も記載しておきます:

前回
小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2012 TC412~27

10月12日 16:30
±02:03
 0.0343 (mimimum)
 0.232 (nominal)
 0.639 (maximum)

前々回
小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2012 TC412~27

10月12日 15:07
±02:51
 0.0343 (mimimum)
 0.153 (nominal)
 0.717 (maximum)

前々々回
小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2012 TC412~27

10月12日 12:29
±05:34
 0.034 (mimimum)
 0.037 (nominal)
 1.13   (maximum)
(1LD=地球から月までの平均距離) 


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2017年8月7日月曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-171)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 8月6日16:30 付けで更新情報を出しています ―― 前兆終息せず、地震発生は8月下旬以降:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全終息したことを確認後に計算し確定する予定。下記「考察」の5つの可能性を参照してください。
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 岐阜県、愛知県、福井県、石川県南部、滋賀県北部、京都府北部など 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
火山近傍の可能性が示唆されるため、地図上に御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域と白山領域を斜線で表示。前者の領域(地図中のA)の方が可能性が高い。
前兆影響局誤認の場合は福島付近の可能性があるが、不整合な前兆があるため上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
7月11日から14日にかけて出現した噴火前兆が関連している場合には、地震活動にともなって火山噴火の可能性もあり。
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH02(八ヶ岳) 前兆継続中
  • CH17(八ヶ岳) 前兆継続中
  • CH21(八ヶ岳) 前兆継続中
  • CH26(八ヶ岳) 前兆継続中
  • CH29(八ヶ岳) (記載なし)
  • A4(秋田観測点) 前兆継続中

▼ 考察
  • 2008年7月初旬から9年1ヵ月以上にわたって前兆が継続。

  • 現在は第24ステージ。最終極大は7月26.1日と認識。

  • 前回の更新情報では「8月5日± に前兆終息、8月8日± に地震発生」の可能性を指摘したが、8月6日午後の時点で上記5観測装置に前兆が継続出現している。

  • 8月9日±3日に地震発生とした場合、8月7.9日が計算上の前兆終息時期でまだ可能性は残っている。8月8日午前に前兆が継続していた場合は、8月9日± の可能性は完全否定される。

  • 第24ステージの前兆出現状況を見直すと、8月24日± と9月22日± の可能性が算出される。

  • 以上を総合すると、現時点では以下の5つの可能性がある:

    1. 8月8日に前兆終息 → 8月12日± に地震発生

    2. 8月9日± に極大出現

    3. 7月26.1日が最終極大で8月16日± に前兆終息 → 8月24日± に地震発生

    4. 7月26.1日が最終極大で9月7日± に前兆終息 → 9月22日± に地震発生

    5. 新たな極大が出現(時期未定)

  • 8月20日ごろまでに前兆が終息しない場合は、地震発生は9月以降となる。

  • 前兆終息や前兆に大きな変化が現れた場合は続報で報告。今後の前兆の出現状況によっては現在の認識を修正する可能性あり。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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今夜、部分月食があります


今夜は満月。午前2時22分ごろから、月が地球の影に入る部分月食が始まります。月の左下が少し(最大食分0.251)欠けます。詳しくは国立天文台の以下のページで:

部分月食に先立って、午前1時ごろからは月が地球の半影に入る半影月食が始まります。月がうっすらと暗くなったり赤みを帯びたりするのですが、気づく人は少ないでしょう。

今回の部分月食の最大食分は0.251ですが、この「食分」はよく誤解されます。地球から見た月の面積の25.1%が欠ける(地球の影に入る)のではありません。面積比ではなく、月の欠ける深さを表すもので、月の視直径(見かけの直径)の25.1%まで地球の影が入りこむことを意味しています(説明図)。下の記事の執筆者も誤解しているようで、〝about 25% of the lunar disk will be in shadow〟と書いています:

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2017年8月6日日曜日

スコットランドで30年ぶりの「大地震」 ― イギリス


スコットランド西部で8月4日午後3時43分ごろ(日本時間同日午後11時43分ごろ)、M3.8(深さ11km、震央地図)の地震が発生しました。同地域では1986年9月に発生したM4.1以来の大きな地震とのことです:

揺れを感じた住民の一人は、〝Never felt anything like that, like the ground beneath us was exploding. Terrifying! (こんな揺れは初めてだ、足下の地下で爆発が起きたようだった、恐ろしい!)〟とツイートしています。

以下はBGS(英国地質調査所)の情報です。約2分後と約2時間50分後に余震が記録されています:

BGSによると、スコットランドで記録された最大の地震は 1880年に西部で発生したM5.2とのことです。


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箱根山の火山活動に変化


箱根山(地図)では、今年5月ごろから噴出する火山ガスの組成に変化が現れています。

火山ガス中の「二酸化炭素の硫化水素に対する比率」が上昇。これはマグマから発生するガスの量が増えていることを意味し、地下のマグマが上昇し、火山活動が活発になっている可能性を示唆するとのこと。ただし、「地震などは伴っておらず、活動活動変化の度合いは小さい」とみられています:

現地調査を毎月おこなっている東海大学・大場武教授の研究室のホームページ:

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2017年8月5日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-170)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月29日16:00 付けで更新情報を出しています ―― 前兆終息せず、8月8日± に地震発生の可能性:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全終息したことを確認後に計算し確定する予定。現状で最も早期の可能性は8月8日±2日
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 岐阜県、愛知県、福井県、石川県南部、滋賀県北部、京都府北部など 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
火山近傍の可能性が示唆されるため、地図上に御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域と白山領域を斜線で表示。前者の領域(地図中のA)の方が可能性が高い。
前兆影響局誤認の場合は福島付近の可能性があるが、不整合な前兆があるため上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
7月11日から14日にかけて出現した噴火前兆が関連している場合には、地震活動にともなって火山噴火の可能性もあり。
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH02(八ヶ岳) (記載なし)

  • CH17(八ヶ岳) (記載なし)

  • CH21(八ヶ岳) 7月26.7日に静穏化するも、7月29日未明から特異前兆が再出現、現在も継続中(更新情報冒頭のグラフ参照)。

  • CH26(八ヶ岳) (記載なし)

  • CH29(八ヶ岳) (記載なし)

▼ 考察
  • 現在は第24ステージ。

  • 前回の更新情報では、7月27日±、8月1日±、8月7日± の時期に地震発生の可能性があるとし、対応する前兆終息時期を示したが、現時点で前兆が終息していないため、7月27日± と8月1日± の可能性は否定。

  • 7月29日未明から再出現しているCH21の特異前兆について、直前特異(静穏化後に前兆が短時間再出現する現象)の可能性を検討したが、これまでに出現したどの極大とも調和しない → CH21は完全静穏化しておらず、まだ前兆期間中であると判断。

  • 第24ステージの前兆出現状況を見直した結果、8月8日± が示唆される。

  • 8月8日± に地震発生の場合は、8月5日± に前兆が静穏化する見込み。

  • 過去に8月中に大型地震が発生したケースは少ない → 8月7日時点で前兆が継続している場合には、地震発生は9月以降になる可能性も否定できない。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年7月30日日曜日

「第七の大陸」の証拠は見つかるか


プラトンが書き記したアトランティスやチャーチワードが唱えたムー大陸が否定され、さらには、太平洋に散在するシャツキー海台などの巨大海台はかつては一ヶ所に集まって大陸を形成していたとするパシフィカ大陸説もプレートテクトニクスによって否定された現在、第七の大陸として有望なのはジーランディア(地図)なのだそうです。7月下旬からジーランディアを掘削する計画があるそうです:

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津波が残した地名


『河北新報』のコラムから。宮城県気仙沼市の大島(地図)に残る津波にまつわる地名 ―― 境、竹の下、休石(やすみそ)、鯨、舟こぼれ。東日本大震災の津波でも、地名の由来そのままの現象が起きました:

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2017年7月29日土曜日

海に沈んだ大陸の謎


海に沈んだ大陸の謎 最新科学が解き明かす激動の地球史』(佐野貴司著、講談社ブルーバックス)に対する書評記事です:

国語の教科書でプレートテクトニクスを学んだ人たちがいることは初耳でした:
この『海に沈んだ大陸の謎』 は2017年の現在、27歳から42歳の読者に特にオススメしたい。なぜならその年代は小学五年生の国語の教科書で大竹政和による「大陸は動く」というプレートテクトニクス理論を扱った説明文を目にした可能性があるからだ(光村図書の国語教科書において2003年度版まで掲載されていた。光村図書は小中学校の国語教科書でトップシェアだそうだ)。そこで大陸がプレートの動きによって動いていることを、“国語”の授業で学んでいるので本書の内容がとっつきやすく思えるだろう。

書籍の説明には「じつは、現代の地球科学では海底に大陸があってもおかしくない、と考えられています。実際に、地球科学者たちは調査船に乗り『海に沈んだ大陸』を探しています。本書の著者もその1人」とあります。アトランティスやムー大陸云々がプレートテクトニクスと相容れずオカルトとみなされることが多い昨今、意外に思う方がおられるかも知れません。


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富士山の側火山


以下の記事には富士山を題材にした風景写真が多数掲載されていますが、冒頭の写真に目がとまりました。富士山のほぼ真北にある新道峠(地図)から撮影されたものですが、富士山の西側斜面(写真に向かって右)にはコブのような盛り上がりが多数見られるのに対して、東側斜面(写真に向かって左)はいたってなだらかです:

西側山麓でコブのように見えているのは側火山だと思われます。富士山の側火山は、北西-南東方向に整列する傾向があるのですが、冒頭の写真では北西側の側火山だけ見えていて、南東側の側火山は富士山の山体に隠されて見えていないようです。

富士山の側火山については以下を参照してください:

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メガマウス出現 ― インドネシア・コモド島


7月25日、インドネシアのコモド島(地図)北端部の沖合で、ダイビングを楽しんでいたイギリスからの観光客がメガマウスに遭遇し動画に収めました。動画には、メガマウスが撮影者を横目で観察しながら悠然と泳ぎ去る様子が写っています:

上記『Daily Mail』紙の記事によると、今回の目撃は1976年にメガマウスが発見されて以来、64回目だそうです。

それにしてもコモド島は凄いところです。陸にはコモドオオトカゲ(コモドドラゴン)、海にはメガマウス。


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FM電波観測による地震予知 ― JYAN研究会


『産経新聞』から、アマチュア無線技士らによる民間の地震観測ネットワーク「JYAN研究会」を紹介する記事です:

同じFM電波を使った地震予知でも、八ヶ岳南麓天文台の串田氏がおこなっているセンターチューニング法とは方式が異なるようです。

2017年7月28日金曜日

人間を怖がらない野生のイノシシの子どもを保護


7月24日、和歌山県田辺市龍神村(地図)の山中で、人間を怖がらない野生のイノシシの子どもが保護されました。「普通なら人間に寄ってくることはない」、「狩猟を始めて25年になるが、こんなイノシシは見たことがない」:

人に飼われていた可能性があるのではと思いますが、その一方で、地震の前には野生の鳥獣が人に近づいてくることがあるのではと思わせる事例もあります。下の大分県中津市の事例では、翌年4月に熊本地震に連鎖して、大分県中部を震源とする震度5弱や震度5強の地震が発生しています:

今回イノシシが保護された和歌山県とは紀伊水道を挟んで対岸にあたる徳島県では、以下の様な事例が報道されました:

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2017年7月27日木曜日

双頭のハスが開花 ― 福井県永平寺町


7月22日、福井県永平寺町の慶崇寺(きょうそうじ、地図)で、1本の茎に2つの花がついた双頭蓮が見つかりました。「2~3万株で一つあるかどうか」(南越前町公共施設管理公社):

7月4日には京都市の寺で双頭蓮が見つかっています:

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イエローストーンの群発地震続く (続報)


7月19日付「イエローストーンの群発地震続く」の続報です。

『New Scientist』誌の記事から。イエローストーン国立公園(地図)の北西部で続いている群発地震の発生回数が、6月12日の開始以来6週間で約1400に達しました:

群発地震が起きているのは、1959年に死者28人を出した大地震が発生した Hebgen湖(地図)の近くですが、群発地震を監視している地質学者は、この群発地震が新たな大地震につながることはない、と考えています。

米国地質調査所(USGS)イエローストーン火山観測所所長の Jacob Lowenstern 氏は「通常、大地震の前に今回のような群発地震が発生することはない。1959年の大地震からあまり時間が経っていないので大地震を起こすほどの歪みがまだ蓄積していない。十分な歪みが溜まるには200年前後のオーダーの時間が必要だ」と述べています。

ソルトレークシティーにあるユタ大学の Jamie Farrell 氏は次のように語っています。「今回の群発地震は、群発地震としては規模が大きいが、イエローストーンで記録された群発地震の中で最大というわけではない。群発地震はイエローストーンではありふれた現象だ」、「イエローストーン・スーパーボルケーノで顕著な活動が起きる可能性は低い」、「今回の群発地震が、地下の浅いところのマグマの動きと関連していることを示す兆候はない。イエローストーンを訪れる人々はイエローストーン火山系の噴火を心配する必要は全くない」

Lowenstern 氏は「この群発地震は低レベルながら依然として活発で、あとひと月は続くだろう」と予測しています。


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ハワイ上空の巨大放電


7月24日にハワイのマウナケア山から撮影された ”Gigantic Jet” と呼ばれる放電現象です(写真)。発達中の強力な雷雲の頂から上空に向かって起きる放電現象で、先端は80kmほど上空の電離層に達するとのことです:

同様の放電現象にスプライトがありますが、スプライトは肉眼で捉えるのが困難であるのに対して、この ”Gigantic Jet” は肉眼でも見えるようです。ただし非常にまれな現象で、2001年から2002年にかけてプエルトリコと台湾で初めて記録されて以降、わずかに十数回しか目撃されておらず、そのほとんどは外洋での目撃であるとのことです。


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太陽に「白い黒点」現る


太陽に元気がなく黒点の少ない状態が続いていますが、”white sunspot”(白い黒点)が出現しました。正しくは ”faculae”(白斑)と呼ばれる現象で、周囲より温度が高いために白く輝いています。7月25日に NASA の太陽観測衛星 ”Solar Dynamics Observatory”(SDO)が撮影した画像で、光球の左の縁近くに写っています(Spaceweather.comのサイトより):

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2017年7月26日水曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-169)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月23日16:00 付けで更新情報を出しています ―― 前兆終息せず、地震発生時期に3つの可能性:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全終息したことを確認後に計算し確定する予定。現状で可能性があるのは
  • 7月27日± または
  • 8月1日± または
  • 8月7日±
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 岐阜県、愛知県、福井県、石川県南部、滋賀県北部、京都府北部など 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
火山近傍の可能性が示唆されるため、地図上に御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域と白山領域を斜線で表示。
前兆影響局誤認の場合は福島付近の可能性があるが、不整合な前兆があるため上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
7月11日から14日にかけて出現した噴火前兆が関連している場合には、地震活動にともなって火山噴火の可能性もあり。
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH02(八ヶ岳) 静穏だったが、7月14.7日14.5日から特異前兆が出現。継続中。(←前回の更新情報と比べて日付が修正されています。)

  • CH17(八ヶ岳) 7月19.0日から糸状特異が出現。7月21.8日に終息。

  • CH21(八ヶ岳) 7月19.0日から静穏基線となるも、7月20日昼から弱い前兆が再出現。継続中。

  • CH26(八ヶ岳) 静穏化せず、弱い前兆が継続中。

  • CH29(八ヶ岳) 7月18.0日を中心に特異状態前兆が短時間出現。今回の更新情報では記載なし。

▼ 考察
  • 現在は第24ステージ。

  • CH02、CH21、CH26の前兆が継続していることから、7月26日以前の地震発生の可能性は否定される。

  • 第24ステージの前兆出現状況を見直し、7月26日以前の地震発生を否定した場合、3つの可能性 ―― 7月27日±、8月1日±、8月7日± ―― が否定できない。

  • 火山前兆(7月11日から14日にかけて出現、7月18日に再出現)からも3つの可能性 ―― 7月27日±、7月30日±、8月7日± ―― が算出される。

  • 上記3つの時期を総合した7月27日~8月8日の期間中に対応地震発生となる場合の、前兆完全終息時期と対応地震発生時期の関係は以下のとおり(現時点での最終極大=7月20.8日以降に新たな極大が出現しないと仮定):

  • 前兆終息 → 地震発生 前兆終息 → 地震発生
    7月25.6日 → 7月27日± 7月30.8日 → 8月3日±
    7月26.4日 → 7月28日± 7月31.6日 → 8月4日±
    7月27.1日 → 7月29日± 8月1.3日 → 8月5日±
    7月27.9日 → 7月30日± 8月2.1日 → 8月6日±
    7月28.6日 → 7月31日± 8月2.8日 → 8月7日±
    7月29.4日 → 8月1日± 8月3.6日 → 8月8日±
    7月30.1日 → 8月2日±

  • 火山近傍での地震活動の可能性が示唆されるが、白山の場合は「伊豆局の特異から東側のみが限界」となるため、御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域の方が若干可能性が高い。

  • 前兆が完全終息したことが確認できた時点で発生日を計算し続報する。

▼ 火山前兆(L型、N型)に通常地震前兆の経験則を加味した検討
  • L型初現=7月2日、N型極大(1)=7月11.5日、N型極大(2)=7月14.5日、N型再出現=7月18.8日

  • 2014年御嶽山噴火において[極大~発生]=16日であったことから

    • 7月11.5日+16日=7月27日±
    • 7月14.5日+16日=7月30日±

  • 初現・極大の関係([初現~発生]:[極大~発生]=20:13)から

    • 7月2日初現、7月14.5日極大 → 7月26日± (←計算式不明)
    • 7月2日初現、7月11.5日極大 → 7月29日±
    • 7月2日初現、7月14.5日極大 → 8月6日±

  • 主極大・副極大の関係([主極大~発生]:[主極大~副極大]=3.7:1)から

    • 7月14.5日主極大、7月18.8日副極大 → 7月30日±
    • 7月11.5日主極大、7月18.8日副極大 → 8月7日±

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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小惑星 2017 OO1 が地球に接近・通過


7月23日に発見されたアテン型小惑星〝2017 OO1〟が、発見前の7月21日昼過ぎに地球に接近していたことがわかりました。

この小惑星は比較的大きく、直径 35~77m と推定されています。この大きさの小惑星が地球の大気圏に突入した場合、大気圏内で燃え尽きずに地表に到達し被害を及ぼす可能性があります。

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 OO135~77 7月21日 12:32
±00:02
0.33
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は、秒速10.4km(時速約3万7000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年7月24日月曜日

動物は地震を予知しているのか


このところ、地震予知に関して否定的な報道が続いていますが、以下の記事はどうでしょうか。前半はイカルス計画、後半は神奈川県水産技術センターが取り組んだナマズの実験について触れています。「これだけ周到な研究でも、ナマズの地震予知はできなかった」:

イカルス計画については下の関連記事をご覧ください。


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湖岸にクジラ漂着 ― 北海道別海町


7月21日、北海道野付郡別海町にある風蓮湖の湖岸(地図)にクジラが漂着しているのが見つかりました。発見時には生きており、体長4.1mで、オウギハクジラ属に属するクジラとみられています:

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2017年7月23日日曜日

小惑星 2017 OH1 が地球に接近・通過


7月19日午前、アポロ型小惑星〝2017 OH1〟が地球に接近・通過しました。

この小惑星は地球のそばを通過した後の7月21日に発見されたもので、直径は 10~23m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 OH110~23 7月19日 10:50
(±00:02)
1.63
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は速く、秒速17.8km(時速約6万4000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年7月20日木曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-168)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月20日16:00 付けで更新情報を出しています ―― 前兆終息せず、7月25日± の可能性に修正:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全終息したことを確認後に計算し確定する予定
現状で可能性があるのは 7月25日±2日
7月24日時点で前兆継続の場合は再考し修正
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 岐阜県、愛知県、福井県、石川県南部、滋賀県北部、京都府北部など 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
火山近傍の可能性が示唆されるため、地図上に御嶽山・乗鞍岳・焼岳領域と白山領域を斜線で表示。
前兆影響局誤認の場合は福島付近の可能性があるが、不整合な前兆があるため上記が考えやすい。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH02(八ヶ岳) 静穏だったが、7月14.7日から特異前兆が出現。

  • CH17(八ヶ岳) 7月19.0日から糸状特異が出現。

  • CH21(八ヶ岳) 7月19.0日から静穏基線となるも、7月20日昼から弱い前兆が再出現。

  • CH26(八ヶ岳) 静穏化せず、弱い前兆が継続。

  • CH29(八ヶ岳) 7月18.0日を中心に特異状態前兆が短時間出現。

▼ 考察
  • 現在は第24ステージ。

  • 下記の観測事実から、(1)少なくとも7月23日以前の地震発生の可能性は否定できる、(2)7月24日~26日前後の地震発生の可能性が示唆される。

    • CH21、CH26の前兆が7月20日午後現在も静穏化していない。
    • 7月14.7日初現、7月18.0日極大が認識できる。

  • CH17に7月19.0日から糸状特異が出現していることについては、6月27.2日極大に対応する直前特異の可能性がある。今後の変化を見て検討。

火山噴火の可能性について
  • 7月11日から14日にかけて全観測点(八ヶ岳南麓、秋田観測点、高知観測点)で、同期した火山前兆を観測した。

  • これまでも、やや顕著な火山前兆が複数日にわたって出現した場合には噴火に至っている。今回も複数日に前兆が出現しているため、噴火活動に至る可能性がある。

▼ 秋田観測点の落雷被害と復旧について
  • 7月18日午後、秋田観測点近傍に落雷があり、データ取得ができなくなった。リモートで復旧を試みるも復旧せず。

  • 7月18日夜、八ヶ岳を自動車で出発。19日朝、秋田観測点に到着。

  • アナログ・デジタル変換器および受信機3台が故障(A1、A3、A5)。代替機に交換。データ収集・通信用パソコンも念のために交換。受信機の周波数設定も調整。

  • 7月19日昼に観測再開。当面は試験運用。

  • 7月19日夜に八ヶ岳に帰着。

  • この秋田観測点への緊急出張によって、更新情報の配布が遅れた。

串田氏は一人で秋田観測点と高知観測点の維持管理をしています。観測の中断を最小限にするため、自動車に復旧機材を積んで遠隔地との間を短時間で往復する強行軍です。「近畿圏中心領域大型地震 (続報-114)」には高知観測点を復旧した際の苦労話を引用していますのでご参照ください。


串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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海水浴場にサメ約30匹 ― 茨城県日立市


7月19日、茨城県日立市の久慈浜海水浴場(地図)で、体長約1.5mのドチザメ約30匹が泳いでいるのが確認されました。最初の通報があったのは午前10時ごろ、県警のヘリコプターが確認したのが正午ごろで、午後2時40分ごろにはいなくなったとのことです:

周辺では以下の様な有感地震が発生しています:
  • 7月15日 12時02分ごろ 福島県沖 M4.6 最大震度 2
  • 7月20日 9時11分ごろ 福島県沖 M5.6 最大震度 4
  • 7月20日 9時57分ごろ 福島県沖 M4.0 最大震度 2
  • 7月20日 10時15分ごろ 茨城県北部 M4.0 最大震度 2

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天宮1号が落ちてくる (続報-2)


天宮1号が落ちてくる (続報)」の続報です。

制御不能となっている中国初の宇宙ステーション(軌道上実験モジュール、宇宙実験室)「天宮1号」の軌道高度が 330kmを割り込みました:

国際宇宙ステーション(ISS)の軌道高度は 405km前後ですが、必要に応じてロケットを噴射して高度を維持しています。

偵察衛星の軌道は、日本のものを含めて公開されていないものが多いですが、撮影する画像の解像度を上げるために近地点で100km台後半の高度となるものがあるようです。そのような低軌道では薄いながらも大気が存在するため、頻繁にロケットを噴射して高度を保つ必要があります。


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2017年7月19日水曜日

イエローストーンの群発地震続く


7月3日付「イエローストーンで4群の群発地震」の続報です。

ウェスト・イエローストーン近傍で6月12日に始まった群発地震は現在も続いています。現地時間7月18日14時31分(日本時間19日05時31分)には M3.6 の有感地震が発生しました。これまでに発生した地震の総数は1200を超えています:

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