2016年6月15日水曜日

小惑星 2016 LA49 が地球に接近・通過


6月12日午前10時51分(日本時間)、小惑星〝2016 LA49〟が地球に 1.47LD まで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は6月13日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は 9~20m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向がありますが、この小惑星が発見されたのは地球に接近した後でした。

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は遅く、秒速5.0km(時速約1万8000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 LA499~20 6月12日 10:51 1.47


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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