2016年4月8日金曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-92)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が4月8日14:00付で更新情報を出しています ― 前兆終息せず、4月9日~10日の対応地震発生は否定:

前回の更新情報の復習です ――
  • 各観測装置の状態 ― 残る前兆はCH21とA1のみ:

    CH17(八ヶ岳) 3月21日から糸状特異状態が継続。4月3日昼から正常基線。
    CH20(八ヶ岳) 3月26.9日から特異状態が継続出現。3月30日夜に特異状態終息、ほぼ静穏状態。3月31.5日と4月2.6日に顕著な基線電圧値低下。新たに4月3.5日に顕著な基線電圧値低下。その後は正常状態。
    CH21(八ヶ岳) 3月26.5日から短時間の糸状状態を経て基線状態が大きく変化。3月30.6日に基線電圧値が再び最低レベルに低下、糸状状態に。4月3日昼に糸状状態終了、特異状態継続。
    A1(秋田) 基線幅増大が徐々に減少中。
    A4(秋田) 記載なし。

  • 前回の更新情報後、4月3.5日にCH20に顕著な基線電圧値低下。4月2.6日と合わせてツインピークス型極大。真の極大は両者の中間の4月3.0日と認識。初現はCH21の糸状状態が始まった3月30.6日として経験則(注)を適用すると、推定発生日は4月9.3日±。静穏期突入は4月7.8日±

  • 2つの大きな変化 (CH21の糸状変化があった26.5日とCH20の特異が始まった26.9日) の中心=3月26.7日を初現、CH20の顕著な基線電圧値低下があった3月31.5日を極大と見なして経験則(注)を適用すると、推定発生日は4月9.4日±。静穏期突入は4月7.1日±

  • 更新情報の時点で新たな前兆は出現していない → 現状の示す4月9日に新たな極大が出現する可能性は考えにくい → 4月9日が対応地震発生日、または、次ステージ前兆の初現出現日。

  • 4月7日深夜に前兆が終息した場合は4月9日が対応地震発生日。

今回の更新情報のまとめです ――
  • 各観測装置の状態

    CH17(八ヶ岳) 3月21日から糸状特異状態が継続。4月3日昼から断続的に正常基線。
    CH20(八ヶ岳) 3月26.9日から特異状態が継続出現。3月30日夜に特異状態終息、ほぼ静穏状態。3月31.5日、4月2.6日、4月3.5日に顕著な基線電圧値低下。4月7日から基線電圧値の低下が継続。
    CH21(八ヶ岳) 3月26.5日から短時間の糸状状態を経て基線状態が大きく変化。3月30.6日に基線電圧値が再び最低レベルに低下、糸状状態に。4月3日昼に糸状状態終了、特異状態継続。
    A1(秋田) 記載なし。
    A4(秋田) 記載なし。

  • 4月8日午後の段階でCH21の特異状態が継続 → 4月9日~10日の地震発生は否定。

  • CH17、CH20、CH21の基線変化を見直し → これまでの初現・極大認識では以下の変化は説明しにくい → 初現・極大認識が誤っていた:

    • CH21の糸状特異は3月26日~4月4日。
    • CH20の電圧値低下変動は4回あったが、それらの中心近くの3月31.5日の低下が最大である。

  • 初現はCH17の糸状特異が出現しだした3月21日。極大はCH20の電圧値低下のピークである3月31.5日。経験則(注)を適用すると4月20日± が算出される。静穏期間は5日間 → 4月15日±まで前兆が継続する。

  • 「これは対応地震発生日が延びたのではなく、初現~極大の関係を誤って認識していたことが原因で、現在はまだ発生するはずがないという認識です。(中略) 大変申し訳ございません。」

推定時期 4月20日±2日

4月15日±に前兆終息が条件。

今回の認識を修正する観測データや解析内容が得られた場合は続報で修正予定。

推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照。
推定規模 M7.8 ± 0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)


[極大~発生]/[初現~発生]=13/20[終息~発生]/[初現~発生]=1/6


関連記事