2015年11月9日月曜日

モーリシャス島のエネルギーの渦


インド洋に浮かぶ火山島モーリシャス。その南端部にある Riambel 村(地図)。そこは、地球上に14ヶ所しかないエネルギーの渦(energy vortex)の1つがある場所。その存在はモーリシャスの人たちにもほとんど知られていないが、癒やしの中心地として世界中から旅人が訪れている:

記事の内容をまとめてみます。パワースポットと呼ばれている迷信と同じ類いでしょうか:
  • ニュー・エイジ系の医師や治療者は次のように主張している ―― ここのエネルギーの渦は、私たちの暮らす次元と私たちの宇宙の低いレベルに存在する第15次元を繋いでいる。

  • エネルギーはモーリシャスから入り、地球の内部を通り抜けて、反対側にある同じようなエネルギーの渦から流れ出す。渦の理論では「イン」と「アウト」の流れがあるとされている。これは、2つの同等の通路があって一方が他方を強めこそすれ、阻害することがない状態にたとえられる。

  • 「イン」の渦の中に立つと、人は沈んだ気分になる。これはエネルギーがその人を地球に向かって引っ張るからである。「アウト」の渦では天に向かって引かれるように高揚した気分になる。

  • モーリシャスの渦は最初に活動を始めたものであり、残りの13の渦の正確な場所はわかっていない。

  • 渦の癒やしの力は、20分間で人体内部のエネルギーの不均衡を是正する。

  • 渦の中に入ると疲労感、目まい、頭痛、不快感を覚えることも珍しくない。渦の中に入る治療を受ける前に、Celestial Physician(天の医師?)に自分の医学的状態を詳しく診察してもらい、適切な治療時間(渦の中にとどまっている時間)を確認する必要がある。

  • 渦による癒やしの後、肉体的な傷に気づくことがある。この傷は平均して3~4週間で消える。

  • 現在、モーリシャス島にある渦は Association Travailleurs De l’Amour (TDA) Messagers de l’Aube が管理している。この団体はいかなる宗教とも関係がない。

  • 古典的な解釈によれば、渦は、大量のエネルギーが回転運動をし、中心部に真空状態を作り出している場所と定義され、以下の3種類に分けられる:

    1. 電気的
    2. 磁気的
    3. 電磁気的

  • 自然科学では、渦は磁気異常に起因すると見なされる。一般によく知られている渦の活動はストーンヘンジとエジプトの大ピラミッドにある。アメリカ合衆国の中西部にはいくつかの渦があるが、そのほとんどは砂漠の中の奇怪な岩の造形の間に存在する。

  • 渦の癒やし効果を信じるか否かは人それぞれである。自然科学はそれらの奇妙な事例の存在を認識しているが、説明できずにいるし、実際に試そうともしていない。

  • 実際に渦の中に足を踏み入れた人たちは、何らかの力を感じたことを請け合ってくれるが、そのうちの何人がその経験によって実際に癒やされたのかについては議論が必要である。心の持ちようが、時に耐えがたい病を持った体を癒やすに十分な力を発揮することがある。もし、渦が前向きな心の持ちようを促進しているのだとすれば、病からの回復にたいする渦の功績は半分しかないことになる。

  • 渦とそれによる癒やしの効果についての議論はさておいて、渦のある場所に行ける人は思い切ってその効果を試してみよう。渦はモーリシャスにある!

物理学の授業でもないのに「エネルギー」や「波動」、「次元」といった言葉が多用される話は要注意です。眉に唾をつけて聞いた方が賢明です。そのような話をする人物に論駁し、黙らせてしまう効果的な方法があるのですが、ここには書きますまい。相手に手の内をさらすことになりますから。


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