2015年11月30日月曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-64)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が11月30日20:00に更新情報を出しています。

今回の更新情報のまとめです:
  • 公開実験参加者には、11月28日の段階で11月30日の地震発生はありえないことをメールまたはファックスにて報告済み。一般への報告は、ホームページ更新を担当してくれている人の出張により30日夜になった。

  • 11月28日も前兆が継続したため、11月30日の発生は否定。11月29日も前兆が継続したため、12月2日前後の発生も否定。

  • 11月30日午後7時現在、観測装置(CH02)は静穏状態維持。別の観測装置(CH21)もほぼ静穏状態になってきた。一方、もう一つの観測装置(CH17)が夕方から特異状態(注)を示している。

  • CH17 の特異状態が顕著に現れた11月10日を初現とみなすと12月4日に前兆終息、12月9日前後に地震発生の可能性が考えられる。前兆の終息を確認してから地震発生日を確定する。

推定時期 実際の前兆終息を確認した後に推定予定
仮に12月4日に前兆終息が確認された場合は 12月9日±
推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、福井県(特に北東部)、滋賀県(特に北東部)、三重県、岐阜県、愛知県、石川県南部富山県南西部長野県南西部、静岡県西部
(太字は特に可能性の高い地域、上記PDF資料の地図参照)
推定規模 M7.8±0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)


: 通常、観測装置に現れる波形はほぼ一定の幅で振動し幅のある基線を形成するが、この振動がなくなり基線が糸のように細くなる状態。


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富士山に逆転の横線


これも異常気象とか暖冬の影響でしょうか。「7合目付近(標高約2800メートル)を境界にして、上側は雪が少なく下側は多い」、「温度が低い上側に積雪が多いケースはよくあるが、逆は極めて珍しい」:

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蔵王山で地殻変動と火山性微動


11月30日午前5時53分、蔵王山(地図)で傾斜変動(山頂の南側が上がる)が観測され、直後に継続時間の比較的長い火山性微動(継続時間約14分)が発生しました。蔵王山では18日と27日にも火山性微動が発生しています:

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説明できますか? (続報)


カラー化された動画や「空中浮揚」の原因となったワイヤーと路面清掃車の画像があります:

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2015年11月29日日曜日

いかさま師の地震予言者は ・・・


東京大学のロバート・ゲラー教授が「いかさま師の地震予言者はアリバイ作りの名人です」として、「横浜地球物理学研究所」の串田氏批判を紹介しています。「前兆の種類が多すぎる」、「前兆から地震発生までの期間がまちまち」、「発生した大地震を全く予知できていない」などなど:

ずっと下の方にある読者からのコメントもお読みください。「いい加減なひとにいい加減な研究や発表をされて、物理現象を真面目に考えているひとの邪魔になるのは良くないことだと思います。」

串田氏の11月27日付の更新情報についても、「横浜地球物理学研究所」は次のようにツイートしています:

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2015年11月28日土曜日

説明できますか?


中国の交差点で起きた珍事 ―― 謎の力で3台の車が空中に舞い上がる:

原因は記事の下の方に書かれています。

2015年11月27日金曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-63)


ついに前兆が終息! 八ヶ岳南麓天文台の串田氏が11月27日17:00に更新情報を出しています。16:30現在、全前兆終息中とのこと:

今回の更新情報のまとめです:
  • 11月26日から短時間ながら全前兆が終息する時間帯が出現。翌27日午後2時半すぎからは全前兆が終息する時間帯が多くなり、午後3時以降は1つの観測装置(CH02)のみに前兆が残る状態。その前兆(CH02)も断続的に正常基線に復帰している。27日深夜までに全前兆が完全終息する可能性あり。

  • このまま前兆の再出現がなく、27日深夜までに全前兆が終息した場合は、11月30日に地震発生。

  • 前兆の再出現があり、27日深夜までに全前兆が終息しない場合には、12月2日前後に発生の可能性(前兆終息を確認する必要あり)。

推定時期 前兆が再出現しない場合 11月30日
前兆が再出現した場合 12月2日±1日(実際の前兆終息を確認する必要あり)
推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、福井県(特に北東部)、滋賀県(特に北東部)、三重県、岐阜県、愛知県、石川県南部富山県南西部長野県南西部、静岡県西部
(太字は特に可能性の高い地域、上記PDF資料の地図参照)
推定規模 M7.8±0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)


なお、27日深夜以降の状況についての更新情報は、ホームページ更新の担当者が出張で不在となるため30日深夜以降になる見込みとのことです。


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近畿各地で地下水温などが変化


「大規模地震の前兆とみられる『地下水温の上下降の変化』が、近年、近畿地方各地で観測されている」、「亀岡市では18年以降、2カ所で井戸水の濁り」、「21年から26年にかけ、滋賀県の琵琶湖北部の広範囲で、以前は見られなかった湖底の土砂の吹き上がり」:

近畿各地といっても異変が起きているのは「新潟-神戸ひずみ集中帯」のようです。


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地球上で最も危険な火山は日本の ・・・


英国マンチェスター大学の教授が中心となった火山学者のチームが、大災害をもたらす可能性がある危険な火山トップ10のリストを発表しました。選考基準は、今後100年以内に大噴火を起こす現実的な可能性があり、かつ100万人以上の死者を出す危険性があることです。日本からは2つの火山がランクインしています:

選考の中心となった教授は次のように語っています ――
ほとんど観測や監視がおこなわれていない火山が世界各地にあり、それらの火山の多くは人口密集地に隣接しています。

今回私たちが作ったものと同じようなリストは25年前にも作られていますが、先進国にあって近づいて研究しやすい火山が大部分でした。私たちが作った新しいリストは、先進国以外も含む世界中の火山を対象としました。このリストを作ったのは、世界の多くの地域で火山の監視体制と噴火に対する備えを改善する必要があることを訴えるためです。

1815年にインドネシアのタンボラ山が大噴火を起こして〝夏のない年〟になって以来200年間、巨大噴火は発生していません。近代化した先進国は大きな噴火を経験していないのです。今世紀中に同じような巨大噴火が起きる確率はおそらく3分の1ほどでしょう。

日本の火山では硫黄島(地図)が1位に、阿蘇山が4位にランクインしています。硫黄島については次のように記述されています ――
リストのトップは硫黄島である。第2次世界大戦中に米国陸軍が侵攻した日本の島である。1945年に米軍が上陸した海岸は、それ以来17mも海面から隆起している。なぜか。膨張するマグマ溜まりが4年に1mの割合で島を押し上げているからである。そのような膨張が過去数百年間継続しているので、硫黄島が致命的な結果を伴う壮大な噴火を起こすのは時間の問題である。

硫黄島自体の人口は少ないが、巨大噴火は25mの高さの津波を引きおこし、南日本や中国沿岸部の香港や上海などの都市を壊滅させることだろう。1458年にバヌアツのKuwae火山が同じ規模の噴火を起こした際には、ニュージーランドを高さ30mの津波が襲いポリネシア文化の崩壊が起きた(注: ヨーロッパ人がニュージーランドを「発見」したのは1642年)。

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2015年11月26日木曜日

箱根山噴火は小田原地震の前兆か


小田原(地図)周辺で繰り返し発生しているM6後半~M8クラスの地震。「これら6回の小田原地震を時系列に並べてみると、発生間隔が似通っていることが分かる。60~79年の幅で、平均は70年だ。そして最後の関東大震災から、既に92年が経過している」:

小田原の直近にある火山が箱根山です。箱根山は2013年1月~3月に火山活動が活発化し山体膨張がおきました。その後は静穏だったのですが、今年の5月ごろから群発地震が始まり、6月には大涌谷で噴火が発生しました。今回の箱根山の火山活動は、上の記事で指摘されている小田原地震の前兆ではないでしょうか。地震が起きる前に箱根山の火山活動が活発になったとしても不思議ではありません。

箱根山で火山活動が活発化すると、隣接する関東地方や東海地方などで大きな地震が発生する傾向があるようにも思えます。以下の記事に箱根山の火山活動と周辺の被害地震発生状況を表にまとめてあります:

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3つの太陽出現 ― 北海道旭川市


11月25日午後、北海道旭川市(地図)で幻日が目撃・撮影されました:

11月16日早朝には、福岡県苅田町(地図)沖の周防灘に幻日が出現しています:

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ヒゲクジラの死骸漂着 ― 長崎県大村市


11月25日、長崎県大村市寿古町(地図)の海岸に、ヒゲクジラ類とみられるクジラの死骸が漂着しているのが見つかりました。体長6~7m、体重5トン程度。「大村湾は入り口が狭く、湾内でクジラが見つかるのは大変珍しい」、「湾内では少なくとも約20年間、クジラが見つかった記録はない。迷い込んでしまったのではないか」:

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2015年11月25日水曜日

日本のロケット、北米を驚かす


11月24日早朝(現地時間)、北米西部の複数の州で、日の出前に地平線から昇ってくるカタリナ彗星を観測しようとしていた多くの人が光る雲のようなものを目撃・撮影しました。日本が種子島宇宙センターから打ち上げたH2Aロケット29号機の排気か放出された燃料とみられています。肉眼で容易に見ることができ、少なくとも30分間以上にわたって見えていたとのことです:

今回の29号機から、H2Aロケットは2段目エンジンの始動と停止を3回おこなって、衛星を静止軌道近くまで運べるように改良されています。南米上空で衛星を切り離した後の2段目が北米上空を通過したときに目撃されたのではないでしょうか。29号機の飛行経路は以下の資料にあります:

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小惑星 2015 WP2 が地球と月に接近


11月21日に発見された小惑星〝2015 WP2〟が、発見前に地球と月に相次いで接近していたことがわかりました。地球への接近は11月20日午前10時43分(日本時間)、月への接近は直後の午前11時7分(同)。接近距離はそれぞれ0.60LD、0.45LDでした(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星はアポロ群に属し、直径は3~6mと推定されています。

最接近時の相対速度は、地球に対して秒速12.8km(時速約4万6000km)、月に対して秒速11.8km(時速約4万2000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2015 WP2 3~6 11月20日10:43 (地球)
11月20日11:07 (月)
0.60
0.45


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歴史的な着陸 ― ブルー・オリジン社のロケット


Amazon.comの共同創設者でCEOのジェフ・ベゾス氏が創設したロケット開発企業ブルー・オリジン社が、11月23日(現地時間)、「ニュー・シェパード」と名づけられたロケットの打ち上げ、宇宙への到達、カプセルの切り離し、ロケットの垂直着陸、カプセルの回収に成功しました。写真はカプセルを切り離した後、垂直に着陸したところを撮影したものですが、まるで銭湯の煙突のようです:

ロケットは宇宙の入り口、あるいは宇宙の渚とも言われるカーマン・ライン(カルマン線)を越える100.5kmの高度に到達しました。宇宙空間に到達したロケットが垂直に着陸することに成功したのは史上初めてです。

ロケットの名前〝New Shepard〟は、 マーキュリー計画の3号機〝フリーダム7〟でアメリカ人初の宇宙飛行に成功したアラン・シェパード海軍少将にちなむもので、羊飼い(shepherd)の意味ではないようです。

ぜひ見ていただきたいのは以下のページにある動画です。100km超の高度から高速で落下してきたロケットが地上から1600m付近でロケットの噴射を始めます。姿勢を安定させ位置を調節するためにロケットの炎が大きく左右に振れているのがわかります。なかなか速度が落ちずあわや地表に激突かと思ったところで最大噴射となり、無事に着陸します。このようにぎりぎりまでロケットの噴射を抑制するのは、燃料を節約するためだそうです。着陸は非常に正確で、着陸のために舗装された円形の中央から1mほどしかずれませんでした:

上記の動画では、宇宙に達したときのカプセル内の様子にCGが使われていますが、その他の部分は実写です。今回のカプセルは無人でした。

PayPal社の前身となる会社を創業し、現在は電気自動車の開発と販売を手がけるテスラ・モーターズのCEOであるイーロン・マスク氏が設立したスペースX社も、「グラスホッパー」と名づけられたロケットで垂直着陸を試みています。


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2015年11月23日月曜日

地球深部探査船「ちきゅう」 就航10年


早いものでもう10年経ちました。「今後は人類初のマントルまでの掘削が期待されている」:

マントルまで掘削するという話に計画段階から期待していたのですが、就航から10年経っても未だに実施されていません。期待はずれです。予算面や東北地方太平洋沖地震の震源域の調査が割り込んだなど様々な理由があるのでしょうが、いつになったらマントルまでの掘削を実施するのでしょうか。運用を担う会社が何回も変わっているのも気になります。このままマントルまで掘削することなく船が老朽化して寿命が尽きてしまいそうな気がします。マントルまで掘れない設計上の欠陥が隠蔽されているのではないか、あるいは掘ってはいけない科学的な理由や政治的な圧力でもあるのではないか、と疑いたくなります。


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小惑星 2015 WZ1 が地球に接近


11月23日午前2時59分(日本時間)、小惑星〝2015 WZ1〟が地球に1.58LDまで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は11月22日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は3~8mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は比較的速く秒速16.5km(時速約59000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2015 WZ1 3~8 11月23日 02:59 1.58


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2015年11月22日日曜日

異色の火山学者・鎌田浩毅


今夜、MBS/TBS系全国ネットで放映です。「研究の成果は伝わらなくては意味が無い」、「面白くなくては伝わらない」、「ならば見た目から面白く」:

このブログでは、鎌田教授の著作や発言からたびたび引用させていただいています(以下の関連記事リスト参照)。


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摩周湖で原因不明の水位上昇 ― 北海道弟子屈町


世界第2位の透明度を誇る摩周湖地図)は、約7000年前の巨大噴火で形成されたカルデラ湖です。この湖の透明度が10月におこなわれた調査で過去最低を記録し、さらに原因のわからない水位上昇(1m超)も起きているとのことです。

透明度の低下は、水位の上昇によってこれまで湖水に触れていなかった岸辺の土壌が浸食され湖水に流れ込んだためであると説明できますが、水位の上昇がなぜ生じているのかはわかっていません。

「専門家が関心を寄せるのが、水位の上昇だ。摩周湖には流れ込む川も、流れ出る川もない。雨が入り込む一方で、水分の蒸発や地下へ水が流出し、水位は一定に保たれていると考えられている」、「水位上昇はこれまでにない大きな変化であり、摩周湖で何かが起こっていることが考えられる」:

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2015年11月21日土曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-62)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が11月20日付で更新情報を出しています:

今回の更新情報のまとめです:
  • 11月20日現在、2つの観測装置(CH17とCH21)に特異状態(注1)が継続。

  • 別の観測装置(CH07)に直接波近似変動が顕著に現れ、糸状基線も短時間出現した。新たな極大の出現と考えられる。さらに別の観測装置(CH20)には11月15日から特異状態が出現したが、20日午後に静穏化。

  • 第8ステージの示す「11月20日前後」に極大が出現したことから、第9ステージに移行した可能性が考えられる。

  • 新たな極大の出現を勘案して経験則(注2)を適用・計算すると「11月29日前後」が示される。

  • これまでのステージの出現状況から、第9ステージは短い可能性。新たな極大が出現しなければ、極大から地震発生までの期間は9日間前後と推算され、今後は前兆が増えずに減少していく見込み。

  • 今後、多数の極大が現れた場合は、「11月29日前後」より先になる。

推定時期 現時点で考えられる可能性は 11月29日±2日
(ただし、今後の前兆終息を観測しないと確定できない)
推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、福井県(特に北東部)、滋賀県(特に北東部)、三重県、岐阜県、愛知県、石川県南部富山県南西部長野県南西部、静岡県西部
(太字は特に可能性の高い地域、上記PDF資料の地図参照)
推定規模 M7.8±0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)


注1: 通常、観測装置に現れる波形はほぼ一定の幅で振動し幅のある基線を形成するが、この振動がなくなり基線が糸のように細くなる状態。
注2: [前兆初現~地震発生までの期間]:[前兆極大~地震発生までの期間] = 20:13


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2015年11月20日金曜日

漁港にイルカ迷い込む ― 三重県鳥羽市


11月15日夕方、三重県鳥羽市沖の神島(地図)の漁港にハナゴンドウが迷い込んでいるのが見つかりました。体長2m、体重75kg。衰弱しており、水族館に移送され手当を受けていましたが、18日に死亡しました:

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2015年11月19日木曜日

蔵王山で火山性微動と火山性地震


11月18日午前9時49分ごろ、蔵王山(地図)で継続時間約1分50秒の火山性微動が発生しました。火山性地震も2回観測されています。「蔵王山で火山性微動が観測されるのは半年前のことし5月以来で、6月に火口周辺警報が解除されてからは初めて」:

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2015年11月18日水曜日

サケガシラ捕獲 ― 和歌山県みなべ町


11月18日、和歌山県みなべ町(地図)沖の刺し網に体長2.2m、重さ10kg以上のサケガシラが掛かりました。「かなり前にも漁協に水揚げされたことがあると聞いているが、ここ15年は見たことがない」:

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関東地方で地鳴り?


「18日未明ネットで多くの『地鳴り』のようなものが聞こえたという声がある」:

私は白河夜船でまったく気づきませんでした。

1日前の17日早朝に私が見た夢が妙に印象に残って気になっているので書いておきます。以下は枕元のメモ用紙に書き付けた内容を整理したものです:
狭く薄暗い室内。数人の男たちが壁に向かって座っている。壁にはオレンジ色や赤色の沢山のランプが明滅している。潜水艦の中か、航空機の中か。私はそこから離れた机に向かって座っている。傍には一人の男性が立っている。怖くはないが威厳がある。上司か、上官か、先輩か。7桁の数字を告げられる。317-5-560(最初の3桁は371か137かも知れない)。何度も復唱させられる。暗号解読のキーか。「真ん中の数字が重要。前後の3桁は真ん中を守っている」と説明される。

この7桁の数字に思い当たる点はまったくありません。まだ受け取っていませんが、私のマイ・ナンバー12桁の中にこの数列が入っていたら、ちょっと気味悪く感じると思います。


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2015年11月17日火曜日

小惑星 2015 VO142 が月と地球に接近


11月14日に発見された小惑星〝2015 VO142〟が、11月23日午前6時17分(日本時間)に月に0.85LD、24日午前11時19分(同)に地球に1.02LDまで近づきます(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星はアポロ群に属し、直径は4~9mと推定されています。

最接近時の相対速度は非常に遅く、月に対して秒速3.66km(時速約1万3000km)、地球に対して秒速3.12km(時速約1万1000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2015 VO142 4~9 11月23日06:17 (月)
11月24日11:19 (地球)
0.85
1.02
(接近予報時刻には6~7分の誤差が見込まれています。)


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近畿圏中心領域大型地震 (続報-61)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が11月15日付で更新情報を出しています:

今回の更新情報のまとめです:
  • 現状は第8ステージの後半と認識。

  • 前兆は、2つの観測装置に特異状態が残るのみ。明確な継続前兆ではなく、今後の前兆終息を明確に確認できない恐れがある。

  • これまで、第8ステージには複数の前兆極大が出現してきた。各極大の初現を前の極大として経験則(注)を適用するとすべて11月19日~20日を示す。また、極大と終息の関係からも11月20日前後が示される。

  • 第7ステージまではこのようにして示された日付が次のステージの前兆初現や極大となってきた。今回も同様だとすると、11月20日前後に第9ステージに移行することになる。

  • 第8ステージが最終段階であれば11月20日前後に地震発生となる。

  • 前兆終息は11月19日~20日と計算されるため、終息を確認できないまま地震発生となる可能性がある。

  • 現在が最終段階である可能性が十分に考えられるため注意が必要。

推定時期 11月20日±1日
(新たな前兆/極大発生で第9ステージに移行、あるいは対応地震発生)
推定発生時刻 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間)
推定震央領域 兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、福井県(特に北東部)、滋賀県(特に北東部)、三重県、岐阜県、愛知県、石川県南部富山県南西部長野県南西部、静岡県西部
(太字は特に可能性の高い地域、上記PDF資料の地図参照)
推定規模 M7.8±0.5
陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後)


(注) [前兆初現~地震発生までの期間]:[前兆極大~地震発生までの期間]= 20:13


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2015年11月16日月曜日

小惑星 2015 VY105 が地球に接近


11月15日午前11時40分(日本時間)、小惑星〝2015 VY105〟が地球に 0.09LD まで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。気象衛星ひまわりなどの静止軌道の内側を通過したことになります。

この小惑星は11月14日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は4~9mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は比較的速く秒速17.4km(時速約6万3000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2015 VY105 4~9 11月15日 11:40 0.09


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2015年11月15日日曜日

箱根山: 火山ガス増加


気象庁の「週間火山概況」や「箱根山の火山活動解説資料」では、「火山ガスに注意してください」としか触れていませんが、以下の記事によると「火山ガスが増加している」、「有毒な火山ガスの二酸化硫黄の濃度が以前より高くなっているため注意が必要だ」とのことです:

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大量のミミズ出現 ― 台湾


11月11日23時33分、台湾東部の海域で M5.4 の地震(資料)があり、台湾北東部などで有感となりました。翌朝、路上に大量のミミズが出現し、「大地震が来る?」、「以前、地震の前にも同じ事があった」などと不安が高まっています:

台湾・気象局は次のような発表をしています。台湾とその周辺で今年発生した地震の総エネルギーはこれまでの年平均を下回っているので、「年末までにM6以上の地震が発生する可能性があり、地震エネルギーも原爆2発に相当する」:


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2015年11月14日土曜日

「なんてこった」が13日の金曜日に落ちてくる (続報-3)


続報-2」で紹介した動画はどうやら偽物だったようです。WT1190Fの落下当時、スリランカには現地や海外からの多くの観測・撮影チームが待機していましたが、雲や雨に妨げられて地上からの観測や撮影は出来なかったとのことです。以下は NASA、Nature、Washington Post の記事です。アラブ首長国連邦からの資金提供によって可能になった航空機からの観測の際に撮影された写真や動画が掲載されています:

今回の WT1190F の大気圏突入は、地球に衝突する可能性のある天体が発見された場合の対応手順を確かめる非常に良い演習になったと NASA は述べています。


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薩摩半島西方沖 M7.0 と雲


今朝5時51分ごろ、薩摩半島西方沖で M7.0、深さ10kmの地震が発生し、最大震度4を記録しました。津波も観測されています。

気象衛星の画像では、地震発生前の午前0時30分から1時30分にかけて震央付近に集束する雲が見られます。また、午前2時30分から3時30分にかけて震央上空にほぼ完全な円形の「雲の窓」が現れています。偶然だとは思いますし、同様な雲のパターンが現れても地震が起きるとは限りませんが ・・・

気象庁のサイトでは24時間前までさかのぼって雲の変化を動画で見ることができます。今なら、午前1時前後の雲の集束や、午前3時前後の「雲の窓」の生成と消滅過程を動的に把握できますのでお試しあれ。

▼ 雲の集束(2015.11.14 01:00)
気象庁「気象衛星 日本域 赤外 拡大 カラー」から必要部分を切り出し

▼ 円形の雲の窓(2015.11.14 03:00)
気象庁「気象衛星 日本域 赤外 拡大 カラー」から必要部分を切り出し


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2015年11月13日金曜日

「なんてこった」が13日の金曜日に落ちてくる (続報-2)


WT1190F の落下を撮影したという動画です。開始から2秒目で大きな爆発をおこしています。この動画は落下予報時刻よりも前にアップロードされていたので偽物だとの指摘があります:

日本の小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還したときを思い出します。WT1190Fがアポロ計画かそれ以前のロケットの一部だとすれば、何十年も宇宙を彷徨してやっとふるさとに帰ってきたことになります。大気圏で壮大な華を咲かせ、まさに故郷に錦を飾ったというところでしょうか。


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御嶽山の「都市伝説」


今日の『朝日新聞』朝刊に以下のような読者からの質問と回答が掲載されていました。私も「都市伝説」を真に受けていました:
「御嶽山は1979年に噴火するまで死火山とされていた」「79年の噴火で気象庁は休火山、死火山という分類をやめた」と言われることがあるようです。これは「都市伝説」で、それ以前から御嶽山は活火山に分類されていたのではないでしょうか。(群馬県 男性 59歳)

私だけではなく、例えば『産経新聞』の記事にも「もっとも現在では、この(活火山、休火山、死火山という)区分は使われていない。死火山と思われていた御嶽山で昭和54年(1979年)に起きた噴火が、きっかけとなった」という記述が見られます(括弧内はこのブログの筆者による補足)。

上記『朝日新聞』の記事は、ネット上では肝心の回答の部分が登録をしないと読めないようになっているので、今朝の紙面から回答の部分をまとめておきます:
  • 気象庁は1968年に御嶽山を活火山に分類していた。したがって通説は誤り。
  • 1952年に作られた気象庁の火山観測の指針では、活火山と休火山を区別せずに45火山(富士山、浅間山、桜島など)をリストアップした。
  • 1968年の分類では、(1)約1000年前までに噴火したことが立証できる火山、(2)噴気や地熱、群発地震など活動がある火山、が活火山に加えられ、活火山は63に増えた。御嶽山もこのときに活火山に分類された。
  • 1991年には、過去2000年以内までに噴火したことが立証できる火山が加えられた。
  • 2003年には、過去1万年以内までに噴火したことが立証できる火山が加えられた。
  • 現在、気象庁が活火山に分類している火山は110。

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