2014年8月28日木曜日

砂が堆積する“異変” ― 島根県出雲市


昨年から、島根県出雲市を流れる神戸川(かんどがわ、地図)の河口部や下流部で、砂が堆積する現象が起きています。「昨年から砂が堆積する“異変”が発生」、「治水上、砂がたまった状態は危険として撤去を決め、6、7月に砂約3千立方メートルを取り除いた」、「10月以降、さらに多量の砂の撤去を予定」:

川砂が下流部に堆積するのは当たり前とも言えますが、通常よりも堆積量が増加するのはなぜでしょうか。原因は上流部での土木工事や水害など、いろいろ考えられますが、上流部が隆起して浸食作用が高まった、あるいは下流部が隆起して川の流速が低下し堆積が促進されたということも考えられるのではないでしょうか。

以下の図は、国土地理院の「最新の地殻変動情報」で、出雲観測点(青色の四角で囲まれている)を基準にして過去1年間の垂直方向の変動を示すようにしたものです。出雲市の周囲はほとんどの地点で隆起傾向が見られます:

国土地理院 「最新の地殻変動情報」 より

以下の資料には、10ページ(資料のページ番号では48ページ)以降に、神戸川周辺の地質や砂などの解説があります: