2014年6月30日月曜日

イカルス計画と地震・噴火予知 (その1)


国際宇宙ステーションから地上の動物たちの動きを監視して、自然保護や災害予知、動物が運ぶ伝染病の予防などに役立てるイカルス計画( ICARUS Initiative)が進行中です:

ICARUS は〝 International Cooperation for Animal Research Using Space〟(宇宙を使った動物研究のための国際連携)の略です。同計画は、ドイツとロシアの宇宙機関や、マックス・プランク研究所を含む12の科学グループが参加して推進しているものです。費用は現在の円換算レートで約57億円。2015年に専用の受信装置を国際宇宙ステーションのロシア・モジュールに設置、2016年から17年にかけてテストをおこない、18年に科学コミュニティに公開する予定になっています。

(続く)