2014年5月15日木曜日

遊星爆弾の悪夢 (続報)


4月26日付「遊星爆弾の悪夢」の続報です。

小惑星がどの程度の頻度で地球に衝突しているかを示す動画や地図が、以下の記事に載っています:

1つ目の動画は、過去約1000年間(西暦1009年以降)に記録された小惑星の衝突(大気圏内で爆発したものも含む?)を示しています。陸地と海洋の面積比からして、多くの衝突や爆発は海洋で起きているはずですが、この動画では海域への衝突は含まれていません。初期画面では大西洋が中心になっていますが、地図の任意の場所をクリックしたままマウスを移動させることによって、日本を地図の中央に持ってくることができます。衝突が時間の経過とともに増えるように見えたり、特定の地域に偏っているように見えるのは、人口の増加や分布、記録の残りやすさ、観測技術の進歩などが影響していると思われます。

2つ目の地図は、過去約4000年間の衝突を示したものです。やはり、マウス操作によってスクロールすることができます。

3つ目の写真は米国アリゾナ州にあるバリンジャー隕石孔です。記事によれば、直径は約1.2kmで、約5000年前に直径約50mの小惑星が衝突したことによって形成されたとのこと。

4つ目の写真は、小惑星の大きさ比較です。左はバリンジャー隕石孔を形成した直径約50mの小惑星、右は昨年2月にロシアのチェリャビンスク近郊に落下し1000人以上の負傷者を出した直径約17mの小惑星です。


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