2013年10月19日土曜日

近づくアイソン彗星


あと40日ほどで太陽に最も近づくアイソン彗星。徐々に尾が伸び、明るくなってきていますが、発見当初の予想よりは暗いようです。太陽に最接近するころには満月の明るさに匹敵するマイナス13等級になると期待されていましたが、このまま増光が鈍い状態が続けば、最大でもマイナス6等級止まりではないかとの悲観的な見方もでています(太陽に近づいたときには彗星を観測するのは困難なので、一般の人々の目に触れる時にはもっと暗くなっています)。

アイソン彗星の近影を2枚紹介します。1枚目はアイソン彗星を含む3つの天体を一つのフレームに収めた写真です。画面下部に青白く写っているのがしし座の1等星レグルス、その上に白っぽく写っているのが火星、そして画面上部に緑色を帯びて小さく写っているのがアイソン彗星です。撮影は10月15日です:

2枚目は10月8日に撮影されたアイソン彗星です。長い尾を引き、核の周囲は緑色を帯びています:

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