2012年3月7日水曜日

ツングースカ級小惑星が地球接近 (続報)


2月27日付「ツングースカ級小惑星が地球接近」の続報です。

NASAの〝Near Earth Object Program〟のサイトが、小惑星〝2012 DA14〟が地球に接近する際の軌道図を掲載しています(軌道図はクリックで拡大):

最接近は協定世界時で2013年2月15日19時26分(日本時間16日午前4時26分)で、地表からの距離は地球の半径の3.2倍(約20400km、地球の中心からだと約26900km)。これは赤道上空35800 kmに浮かぶ気象衛星や放送衛星などの静止衛星の軌道よりも内側を〝2012 DA14〟が通過していくことを意味しています(軌道図で〝Geosynchronous Ring〟と書かれているのが静止衛星の軌道です)。

地表から見ると、〝2012 DA14〟は天球上を南から北に向かって高速で移動していきますが、最接近時でも明るさは7等級前後で肉眼では見ることが困難です。最接近の4分後には地球の影に入り、18分間ほどは影から出てこないと予測されています。


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