2011年10月6日木曜日

カトラ山で浅い群発地震 ― アイスランド


Credit: Icelandic Meteorological Office
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10月5日午前2時ごろから7時ごろにかけて(日本時間5日午前11時~午後4時)、カトラ山のカルデラ内で群発地震が発生しました。これまでと比べると、マグニチュード 3 を超える地震が含まれている点と、深さ 1km 未満の浅い地震が多い点が目立ちます:

上記時間帯の地震で M3 を超えたのは、M3.9(深さ 1.1km)と M3.3(同 1.1km)です。アイスランド気象局の震央分布図では、M3以上の地震は星印でプロットされますが、カトラ山のカルデラ内に星印が描かれたのを私は初めて見ました。

震央の分布を見ると、何本かの直線上に集中しているようです。マグマが板状になって地下の裂け目を押し広げながら、かなり浅いところまで貫入してきていることをうかがわせます。

カトラ山のカルデラはミルダルスヨークトル氷河に覆われていますが、同氷河の周辺では今年になって少なくとも 2回、突発的な洪水が発生し被害がでています。この洪水の原因が、カトラ山の小規模な噴火なのか、単なる熱水活動なのかはわかっていませんが、カトラ山の火山活動が活発化していることは間違いないようです。

カトラ山の火山活動の結果だと確定したわけではありませんが、ミルダルスヨークトル氷河の表面には、氷河が陥没したようなパターンと池が出現しています:

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