2011年9月16日金曜日

スーパームーンがやって来る?


以下は、アメリカの気象情報サイト〝AccuWeather.com〟のブログに9月13日付で掲載された記事です:

スーパームーンとは、太陽-地球-月あるいは太陽-月-地球が直線上に並ぶ事象(前者は満月、後者は新月)と、月がその軌道上の近地点(地球に最も近くなる点)を通過する事象が同時に起こることを指す言葉です。占星術の分野で 1979年に使われ始めました。

スーパームーンのときとその前後には地震や火山噴火が増えるという考えもありますが、そのことを示す説得力のある証拠を提示できた人はいません。

上掲の記事では、このスーパームーンが9月27日におこるとしています。手元の『天文年鑑』(誠文堂新光社)によれば、新月は9月27日20時9分、月が近地点を通過するのは翌28日10時3分(ともに日本時間)で、14時間近くずれています。アメリカ時間では、どちらも同じ27日になるのでかまわないということなのでしょう。

半年前の3月20日にあったスーパームーンは、満月と近地点通過が1時間弱しかずれておらず、そのときの地球から月までの距離も18年ぶりという近さだったため、〝エクストリーム・スーパームーン〟と呼ばれました。このときの満月は、ふだんから月を注意深く観察している人にはずいぶん大きく見えたはずなのですが、日本では残念ながら東日本大震災やら放射能汚染やらで月を見るどころではありませんでした。

ドゥームセイヤー(doomsayer)とかフィアモンガー(fear-monger)と呼ばれるお騒がせな人たちは、エレーニン彗星(エ レニン彗星)の一件が「期待はずれ」に終わりつつあるため、フラストレーションを感じていると思います(笑)。そういう人たちがこのスーパー ムーンに便乗して、また〝空騒ぎ〟をするかも知れません。ご用心ください。


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