2010年2月9日火曜日

冥王星の表面に季節変化

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した冥王星の写真を NASA が公開しています。冥王星は 2000年から 2002年にかけて、南半球側が著しく赤黒い色に変化し、一方でこれから「夏」に近づく北半球側は明るさを増したとのことです。:
以下は、ハッブル・サイトに掲載されている冥王星のカラー画像です。オレンジ色の部分と黒灰色の部分があります。この色分けは、地表を覆うメタンガスが太陽光線によって分解され、その後に残った炭素を多く含む物質によって形成されているのでは、と推定されています:
以下のページにある 2枚の画像は、冥王星表面の模様の経年変化を示しています。上が 1994年、下が 2002年から 2003年にかけて撮影されたものです:
以下のページには、公開された画像をつなぎ合わせて、冥王星の自転する様子を示す動画があります:
なお、冥王星には NASA の無人探査機ニューホライズンズ(2006年 1月打ち上げ)が 2015年に接近する予定です。冥王星やその衛星 Charon、Nix、Hydra についての多くの新しい発見がもたらされることを期待したいと思います。


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