2010年2月17日水曜日

朝青龍の引退 (その 3)

3つ目に紹介するのは、ロサンゼルスで発行されている日系英字紙『Rafu Shimpo(注) の記事です:
記事は、多くの力士が 30歳代になってから引退するのに対して、朝青龍が 29歳という若さで引退せざるを得なくなった経緯や、相撲においていかに伝統が重視されるかを説明し、外国人力士の露鵬や白露山が追放された事件なども紹介しています。そして、モンゴルのメディアが伝える陰謀説について次のように書いています:
モンゴルの各新聞は、朝青龍が相撲界の伝説的横綱である大鵬の記録を破る可能性が出てきたため、相撲協会が朝青龍に圧力をかけたと伝えている。このような説に根拠を与える先例が、日本のスポーツ界にはたくさんあると私(記事の執筆者:Jordan Ikeda 氏)は思う。たとえば、プロ野球の Tuffy Rhodes 選手は、王貞治選手の 1シーズン 55本塁打の記録に並んだ後、敬遠され続け、全く打撃のチャンスが与えられなかった。しかし、これ以上はこの説に立ち入るまい。

(注) 『Rafu Shimpo』は漢字で書くと「羅府新報」だろうと思います。「羅府」はロサンゼルスの漢字表記です。ちなみに、君府、壽府、費府、華府はどこの都市でしょうか。答えは、こちらを参照してください。


(続く)