2009年6月23日火曜日

神縄・国府津-松田断層帯

今朝の朝日新聞・神奈川(さがみ野)面に「神縄・国府津-松田断層帯 断層幅など一部改訂 予測震度分布も公表」と題する記事が掲載されています。朝日新聞の記事そのものはネット上にありませんが、地震調査研究推進本部の発表資料は、同本部のサイトに掲載されています:
変更点のまとめは、上記発表資料の末尾に表の形で載っています。主な変更点は:
  • 断層の傾斜角
  • 断層の幅: 北西端から中央付近までが 10km 程度 → 20km 程度
  • 活動時期: 〈約 4500年前以後、約 2500年前以前〉 → 〈約 4500年前以後、約 2600年前以前〉〉
この断層によって起きる地震の規模や 30年以内の発生確率に変更はないものの、最新の地盤データにもとづいて震度の予想が修正されています。神奈川や東京の平野部で今までより強い揺れが予想されています:
以下は上記資料からの引用です:
神奈川県中西部の相模湾に面した平野・丘陵部や、静岡県御殿場市周辺で震度 6強以上(赤色)の大変強い揺れが予測されています。震度 6弱(橙色)の揺れは、神奈川県中部から静岡県北東部や山梨県南東部の一部に至る広い範囲や、三浦半島の沿岸部の一部、横浜市・川崎市の一部にまで及びます。神奈川県のほぼ全域を含む東京都中南部から静岡県東部・山梨県南東部までの広い範囲や、荒川沿いの低地・甲府盆地・房総半島西岸の一部は震度 5強(黄色)の揺れに見舞われます。
他紙の類似記事は以下のとおりです: