2009年3月23日月曜日

リダウト山が噴火

このブログの記事「リダウト山の警戒レベル下がる」(3月12日付)のフォローアップです。米国アラスカ州アンカレジの南西約160kmにあるリダウト山(Mt.Redoubt)で、地震の頻度が上がり、マグマが岩盤を破壊しながら上昇している可能性が出たため、アラスカ火山観測所(AVO)は、日本時間の22日(日)15時09分、警戒レベルを “Advisory” から “Watch”(注意報)に上げ、航空経過レベルを「イエロー」から「オレンジ」に変更しています …… ここまで書いたところで状況が大きく変わりました。

日本時間 23日(月)15時38分、リダウト山が噴火を始めました。噴煙が 1500メートルの高さまで昇っているとのことです。AVO は、警戒レベルを"Warning"(警報)、航空警戒レベルを「レッド」(赤)に引き上げています。

下記、AVO が山頂近くに設置している地震計の 24時間連続波形も協定世界時(右側目盛り) 23日 6時台(日本時間 15時台)から振り切れています: