2009年1月23日金曜日

イギリスにハトの大群

イングランド中部の都市バーミンガムの西方にある町キングズウィンフォードに、一千羽を越えるハト(ウッド・ピジョン)の大群が現れ、話題になっています。最初に報道したのは BBC で、1月17日のことでした。その後、各メディアが写真入りで追随しています:
宏観異常についての情報が普及しているのか、地震の前兆と考える住民もいるようです:
One resident said he thought it might be something weird, like a sign an earthquake was about to happen.  (ある住民は、地震がおこる前兆のようで気味が悪い、と語った。)

I thought it was like Armageddon. The sky was black and I thought maybe it meant an earthquake was going to happen. (アルマゲドンのようだと思った。(ハトの大群で)空が真っ暗になり、地震が起こるかも知れないと考えた。)
往年のヒッチコック監督作品『鳥』を思い起こした住民もいたようです:
It does look like something from a Hitchcock film. (まるでヒッチコックの映画のようだ。)
各紙とも専門家の見解を掲載しています:
  • この季節にウッド・ピジョンが数百羽の群を作るのはさほど珍しくないが、千羽を超える群は極めてまれ。
  • えさ不足から、比較的えさを得やすい地域に集まったのだろう。
  • 一時的なもので、来冬には現れないだろう。
  • 国内のハトが主体と考えられるが、スカンジナビア半島から飛来した可能性もある。
Image Credit: U.S. Central Intelligence Agency