2009年1月5日月曜日

地球が近日点通過

今日1月5日午前0時、地球が近日点を通過しました。地球と太陽の距離がもっとも短くなった瞬間でした。

半年後の7月4日午前11時には遠日点を通過します。このときの地球-太陽間の距離と比べると、今日の地球は500万kmほど太陽に近いところにいます(地球の中心と太陽の中心の間の距離で計算)。

地球は毎年、北半球の冬に近日点を通過し、北半球の夏に遠日点を通過します。太陽に近いときに寒く、太陽から遠いときに暑いのはなぜでしょうか。それは、地球の回転軸(地軸)が公転面に対して傾いていることに起因する日照時間や、地面に対する太陽光線の角度の変化の方が、
太陽との距離より大きく気温に影響するからです。南半球では、夏に太陽に近づき、冬に太陽から遠ざかることになるので、夏はより暑く、冬はより寒くなりそうですが、気候には太陽との距離以外にも多くの要因が関与するので、北半球と南半球ではっきりとした違いがあるわけではないようです。